僕らの証明はどこにある

不器用で下手くそ それでも人生さ

きみそら経由で私立恵比寿中学にハマった話

2018年12月。 
この期に及んでこのタイミングでの新たな出会いに運命を感じています。
どうもこんにちは、いずみです。
久しぶりに長文を公開する気がします。


何かと書いては消し書いては消しを繰り返してたのですが、やっぱり新たな出会いの掘削→供給が一番ガソリンになるのかもしれないなあとじわじわ身にしみています。
とはいえ、ただの10/21以降の現実逃避と言われるとまあ返す言葉がないんですが、この出会いをくれたのも巡り巡って彼らなので、きっかけをくれてありがとうという気持ちです。


さてさて前置きもここまでにして、内容ですが、まあストレートにタイトル通りです。
私立恵比寿中学にハマりました。

 

 


きっかけは簡単で、この夏に彼女たちが主演で配信された「君は放課後、宙を飛ぶ」というドラマです。
このブログを読んでくださっている皆様には今更説明も不要かとは思いますし、タイトルにもデカデカと入れちゃったんですけど、ドラマを見始めたきっかけはご存知・石原壮馬くんがキーキャラクターとして出演してたからなのですが、そこからあれよあれよという間に落ちてしまった…んですよね……ハハッ
毎度毎度アクロバティックな入り口から転げ落ちることに定評のある私ですが、今回もまた「そこからですか!」という落ち方をしている気がします。

 


私立恵比寿中学ーーーエビ中ちゃん達のことはもちろん前からぼんやり程度は知ってて、スタダ所属のももクロちゃん達の妹分で、すげーアニメ声の子がいる(いた?)のと、残念ながら亡くなってしまった子がいて、学生時代の友人が一時期「K・A・R・I カリカカリカリ!」って言ってたのが確かエビ中、くらいの認識でした。
「すげーアニメ声の子(つまり廣田あいかさん)」という認識はMステかなんかでSMAPのおじさん達*1がいじってた記憶と、松野莉奈さんについての一連の記事は、一端のドルオタとしてある程度追っていたからです。
それでもその程度、お茶の間には少し毛が生えた、とはいえドルオタだけど他岸だから全然詳しくない、そんな程度でした。

 

 


私がドラマ「君は放課後、宙を飛ぶ(通称「きみそら」)」そのものに触れ始めたタイミングは、Amazonプライム見放題からの配信開始でした。
もちろん壮馬くんがこのドラマに出演してることは情報解禁時から知っていて、エビ中ちゃん達と共演してることも、壮馬くんの演じた役があまりにも設定盛り盛りで属性の交通渋滞みたいになってること*2も、それがdTVで配信されていることも知っていたのですが、私がdTVの会員では無かったことと、今年の夏は実生活がハチャメチャにムチャクチャだったため、追わずにスルーしていたんです。
そんなこのドラマが11月2日に突然Amazonプライムから見放題配信が始まったことをTwitterのTLで知って、dTVは会員じゃないくせにアマプラ会員だった私は大喜びで飛びつきました。



↑当時のツイート
今思うとフォロワーさんがRTしてくれてなければ気づいてなかったので、やっぱり新たなジャンルとの出会いは人きっかけだなあと噛み締めています。


そんなこんなで視聴してみたらなんと1話10分強。
なんとサクサク見れるんだと、どんどんと見進めました。ついでに尺が短めだったからこそ、同じ話数を何回か繰り返してもそんなに時間が経つこともなく、もとから同じ話を繰り返し見るタイプの人間だった私には、うまいことハマったんですよね。
最初は壮馬くん演じる葉山リゲルにばっかり目が向いていたのですが、繰り返し見るうちにどんどん彼女達自身の魅力にのめり込んでいって、最終的に全話完走した頃には「6人全員超かわいい」という感想しか出てこなくなりました。

少しきみそら感想ですが、あのドラマの好きなところは天文部の面々が妙にドンキを過信してるところと、突然のコナミコマンドです。「とりあえず、ドンキに行って、探そうか(五七五)」


休みの日に時間を作って一気にきみそらを視聴。
きみそらを見続けているうちに、毎度毎度いいタイミングで刺さる主題歌が大好きになっていて*3、試しにyoutubeで調べてみたら、まあ公式チャンネルさんがMVを上げてらっしゃるではないですか。
やったー!見よー!!と安易に再生して、

 


私は静かに泣きました。

 

 


私は、頑張ってるアイドルが大好きです。
ずっと昔からSMAPが好きだったのも、モーニング娘。ハロプロを追っかけてるのも、ドリフェス!のDearDreamとKUROFUNEを好きになったのも、その頑張りを確かな力とスキルに変えて、完璧な「プロ」としてステージに立って、スポットライトの下で笑っているのを応援したいと思っていたからです。
だから、初めて見た私立恵比寿中学のMVが、この「響」だったことが、最高に私に刺さりました。


 

当時11月中ば、私はドリフェス!武道館からあんまり立ち直ってなかったです。

そんなタイミングで声高にアイドルに

明日世界が終わっても この音は止まらないんだ

ここにいるよ 君が存在証明だ

と、彼女達が歩んできた何年もの歴史を背景にしながら歌われたことが本当にめちゃくちゃ私にタイトル通り「響」いて、一人で静かに泣きました。

 


それからはもう転がり落ちるようにこのMVの背景事情を漁り*4、この曲が入ったシングルの他の曲を聴いて、あまりの楽曲ごとの振り幅の違いにひっくり返ったり、っていうか歌上手すぎない!?!?!?!?!?!?などと慌てながら1枚前のシングル「シンガロン・シンガソン」を聴いてまたひっくり返り、そこから現状最新アルバムの「エビクラシー」を漁り始めて、「感情電車」のMVを観て、松野さんの記事をもう一回片っ端から洗い直してスンスンと泣いて、「中辛」と「中卒」のアルバムを聴いて「カリカリってなるほど!仮契約のシンデレラってこれかあ!!」となって、「誘惑したいや」をエンドレスで聴いてるのが今です。あと「サドンデス」が好きです。岡崎体育。朝ドラのまんぷくを見ながら「これがあのサドンデスの…」と思っています。

最近はYouTubeの公式チャンネルに上がってるEBINOMICSの映像を見ながら出勤前にテンションを上げる日々です。

真山さんの細身の身体から溢れる力強さが、安本ちゃんのクリクリのおめめと透き通った声が、ひなたちゃんの震えるようなソウルフルな歌声が、みれいちゃんのキュートな笑顔が、ぽーちゃんのあったかい陽だまりみたいな歌声が、莉子ちゃんの一生懸命な姿が、ぁぃぁぃの実は根っこはド真面目なのではないかという雰囲気が、莉奈ちゃんの美しい立ち振る舞いが、全部が魅力的で堪らないです。

 


私はプロフェッショナルなアイドルが好きなので、ダンスも歌も全力な彼女達がすごいと思います。

楽曲も可愛らしい曲からコメディソング、電波(?)曲に力強いメッセージソングまで幅広くて、アイドルらしからぬ、でも実際はどストレートなアイドルの彼女達がとても魅力的だと思います。

そんな彼女達の背景には、実は結成以降のメンバー遍歴もそこそこ変動が激しく、病気や怪我による離脱や松野さんの件など、なかなかハードな試練が幾度となく降りかかっていることを知りました。そんな中でもスキルを磨き続け、ステージの真ん中で全力で歌い続ける彼女達に、どうしようもなく惹かれてしまったのです。

彼女達が何も知らない私に力強く、そして優しく歌ってくれた

 

ギャンギャンギャン 泣いてもいいんです

(シンガロン・シンガソン)

 

頑張る上手になりたいね 楽しんだりもっと忘れないで

(感情電車)

 

という言葉は、大好きな推し達が活動休止して悲しみに暮れ凝り固まってた心を癒してくれましたし、

「私だけ見て!」

「契約してくださーい!」

あまつさえ

姫にしてぇぇぇぇ!!!

と叫ぶ彼女たちの声は、たしかに私のことを笑顔にしてくれました。

これって、まさにアイドル・エビ中ちゃんたちの力だったんだなあと思います。

 

 

 

私は、めちゃくちゃアイドルが好きです。

頑張って努力して完璧を求めてステージに立つ人たちが好きです。

アイドルを長く追いかけてると下手な知識から評論家ぶってしまうことがあって、アイドルが好きなのにアイドルを斜めで見てしまうことや、好きになった分だけ突然降って湧く別れに心を壊しそうになることがどうしても多くなっていって、そんな自分が正直嫌でした。

でもエビ中ちゃんたちと出会って彼女たちのことを調べていくにつれ、なんだかそれすらも全面肯定してもらえるような気分になって、正直凄く心地いいんです。出会いも別れも喜びも苦しみもぜんぶ必然で、でもその正負の感情全てを飲み込んで彼ら・彼女らはステージに立っていること、アイドルを追いかけながらも気づくと忘れかけていたそのことを、改めて思い出させてもらえるようなら気分になります。

改めてアイドルっていいな、大好きだなという初心をまた思い出させてくれているような気がして、そんなシンプルだけど忘れちゃいけない真理をまた目の前に提示してくれた私立恵比寿中学に感謝をしなきゃいけないなあと思うのです。

 


彼女たちを好きになったきっかけは、ちょっと邪だったかもしれません。共演してた別の俳優さん経由だった、なんて、ほんとはあんまり大きな声で主張すべきものじゃないのかもしれません。

でもこの繋がりのおかげで私は彼女たちに出会ったし、その前に彼らに出会ってたおかげで2018年の今このタイミングでエビ中ちゃんたちに出会って好きになれたんだよなあと思うと、私も彼女たちみたいにさまざまな背景事情が今に繋がっているんだということを実感させられるので、これもアリかなあと自分では肯定しています。

それでも、こんなきっかけで彼女たちを見つけた私が\ここにいるよ!/ということをすこしでも存在証明できればいいなと思います。

 

 


この言葉が彼女たちには直接届かなくとも。

2018年末。私はたしかに彼女たちーーー私立恵比寿中学を、好きになりました。

 

 

 

 

 

 

*1:確か木村くんが爆笑して撃沈したのって彼女相手だった気がするんだけど記憶違い?ちなみに私はSMAPオタです

*2:帰国子女で元ウィーン少年合唱団員。この人UFOに関係あるんじゃないの説。詳細は公式HPへGO!

*3:ノーイントロで綺麗でパワフルな歌声が流れ出すのが最高。いいドラマはいつも最高のタイミングで主題歌が鳴る

*4:MV終盤のライブ映像が廣田あいかさん卒業公演翌日、6人体制での初公演で初披露された時のものだったと知って心底慄いた