僕らの証明はどこにある

不器用で下手くそ それでも人生さ

【ドリフェス!】DearDreamのReal Dreamがド名盤だった話<後編>

タイトルがさらに長くなってしまった。

 前半はこちら↓

 

どうもこんにちは!

麗らかな春の陽気が心地よい今日この頃ですが、皆さん元気にアイドル追っかけてますか!

私は今日も今日とて追っかけてますが、正直先日の推しの卒業発表でしんどいです。わかった方はお友達なので仲良くしてください。

閑話休題

 

先日の前編をTwitterに呟いたところ、たくさんのいいねとRTを頂けて恐縮しております。

本当にどうもありがとうございます。

ドリフェスをまだよく知らない私ですが、「このアルバム良いよ!すごいぞ!」って思ったことが、こんなにもドリフェスが好きな方だけでなく、まさかのドリフェスをあまり知らない方にも知っていただけていたみたいで、本当に書いてよかったな〜と思っているところです。

ドリフェス!はいいぞ!

そして先輩方、どうぞ今後とも私にいろいろ教えてください。宜しくお願い致します。

 

ちなみに私がこの6曲目終了時で切ったのは、前編でもちらりと言いましたが「このアルバムはライブのセトリを意識した曲順」という情報を聞いていたからです。確実にあなたの瞳と次の曲の間にMCを挟んでいる。必ず、そう必ずだ。
きっと初めは5人できゃあきゃあ言いながらMCやってるんだけど、ちょっと早めにいつきくんとちづちゃんが「次の曲の準備〜」ってぬけて、信号機トリオ(でしたよね?)でしばらく回したあと、「あの二人がいないってことは〜?わかっちゃった〜?」「それでは次はこの曲からスタートです!どうぞ〜」って曲振りからの暗転で始まると確信している。

〜ここまで妄想〜

 

そんなこんなで後半です。

引き続きよろしくお願いします。

 

 

***

 

 

 

06:リバーシブル→バレンタイン

作詞:松井洋平/作曲:芳賀政哉/編曲:高橋諒

歌:太田将煕(as 片桐いつき), 正木 郁(as 沢村千弦)

 

ユニット曲その3。

緑のいつきくんと、紫のちづちゃんのデュオ曲です。

初めあんまり歌詞を意識しないで聴いていて、最後の大サビくらいで「……リバーシブルバレンタインってそういうことか!」と閃いた顔をした察しの悪いヲタが私です。

系統としては3曲目の『MAY BE, LADY!』のいつちづ版というところでしょうか。イントロからのキラキラ感がすごい。あれたったさっきまで聴いてた曲「オレのものになって…」とか言われてたのにな……?

でも普通に考えて男性目線のバレンタインソングそのものが新鮮で目新しくて良いですよね。「2月14日 ごめんねちょっと ルールを変えていいかな?」なんてフレーズ、個人的に大絶賛されていいと思う。「男の子だってバレンタインにチョコを持って好きな女の子に告白したっていいでしょ?」って、発想の転換すぎてすごい。虜になる。

あと、1サビの終わりが「高鳴ってるんでしょ?」って問いかけ締めだったのに対して、大サビは「高鳴ってるんだよ!」って断言締めになってるのもすごい可愛いと思います。

もうひとつ、私いつきくんとちづちゃんっていう組み合わせがずるいと…思うんですよ……確かプロフィールだとユニットの中で一番高身長で、ちづちゃんは1番ミニマムですよね?この二人がこんなキラキラな曲を一緒に歌っているという時点で私の胸が高鳴ってるんだよ!!!!!

 

 

 

07:SAKURA LETTER
作詞:松井洋平/作曲・編曲:渡邉沙志

歌:DearDream

 

7曲目にして、満を持してのバラード曲です!

全編ユニゾンの、雰囲気としては松たか子さんの「明日、春がきたら」や、松任谷由実さんの「春よ、来い」に近い、和風っぽい穏やかな楽曲ですね。

正直なことをいうと、バラードは絶対1曲くらいは来るとは思ってましたが、こういう曲調で来られると思ってなかったので、とても意外でした。

私は古のJUMPヲタだった時代もあるのですが、デビューシングルのジャンピントゥマイドリーのc/wにStar Timeを持ってきた采配は、時を経て全方位ドルヲタと化した今でも盛大に崇め奉っています。即ち、そういう分かりやすいタイプのバラード(EX:SMAP夜空ノムコウ」「オレンジ」etc…)がこのアルバムにも来ると、勝手に思ってたのです。

今までの7曲が様々な個性あれ比較的ド王道な構成で流れてきたので、ここも真ん中ストレート狙いでバット構えてたら、思いもよらずまさかのシンカーを投げられて盛大にからぶった感じ……してやられました。流石です。

サビの「はらはら」と「ひらひら」の韻の踏み方がとっても綺麗ですね。サビの5度での音の上下が続くのは、フレーズとしてすごくアクセントが効いてて綺麗だけど、これきっと音が取りづらいだろうよ……歌いづらさMAXだな!かっこいい!とか思ってすみません。

あと勝手な想像なんですが、この曲めっちゃいつきくん似合いません?ビジュアルだけの推測ですけど……DearDreamの桜に攫われる担当片桐いつき……(勝手につけました)

 

 

ちょっと長くなっちゃうんですが、このアルバムって選曲の匙加減が完璧すぎると思うんですよ…ね……

MBLやリババレみたいなキラキラの曲も、ユレルやあなたの瞳みたいなアダルトな曲も、どちらかに偏りすぎると軽く/重くなりすぎてどっちにしろ胸焼けしがちなんですけど、MBL→ユレル→あなたの瞳→リバレと綺麗に明暗織り交ぜて最終的に変化球SAKURA LETTERに着地するこのバランス感覚、すごい計算され尽くされてて涙が出てきます。

 

 

 

08:STARTING TOGETHER
作詞:結城アイラ/作曲・編曲:藤末 樹

歌:DearDream

 

そうだよこれをこのタイミングで待ってた!!!!

2000年代初頭の嵐のような明るいと思わせて意外と渋く攻めて来る曲!!!!

ライブでペンラ振りながらNaNaNaNa〜〜〜ってやりたすぎるし、間奏のフェイクでわちゃわちゃしながら歌ってるの見て号泣したい。

歌詞見ててギョッとしたんですけど、すごいディアドリに「ヨシヨシ」っていってもらえる…って気づいた瞬間に呼吸が乱れました。なんてジャンルだ。すごいぞ。ドリフェス!ならアイドルにヨシヨシしてもらえる(違う)

今までの楽曲より強気8割り増しくらいで聴いてて楽しいです!比較的今までのトラックはユニゾンが多かった今までですが、こうやって時々ソロが挟まって来ると歌割りでニヤニヤし始めます。

あと本当はさっきリババレで聴いてたいつちづ曲だと知って胸が震えました。なんてことだ。こんな強気な歌詞の曲をあの組み合わせで聴けるなんて(聴きます)。

5人バージョンだと強そう(?)でかっこよく構えてる感じ王道な感じですが、2人ver.だともっと柔らかく聴こえるんですかね?ちょっときちんと今後の調査対象として調べておきます。

 

 

 

09:Special YELL!
作詞:結城アイラ/作曲・編曲:渡辺和紀

歌:富田健太郎(as 佐々木純哉), 太田将煕(as 片桐いつき), 正木 郁(as 沢村千弦)

 

純哉くん「賽は投げられたのさぁ↑↑」

聴いてた私「あ゛っ好き」

 

純哉くん、いつきくん、ちづちゃんの3人曲です。純哉くんのユニットソング出勤率に拍手!どうやら先日のファスライでも富田くんがずっと出ずっぱりだったというお話をちらほら聞き気になってるのですが円盤はまだですか??????????

どストレートな応援ソング!聴いてて元気になります。意外といつきくんの歌い方がこう、元気がいいといいますか、全体的に思い切りのある歌い方なんですよね。これがすっごいハマってて、聴いてて気持ちがいいです。背中めっちゃ押されてる。

冒頭でも書きましたが、こういう語尾上げみたいなフェイク染みた音遊びは楽しいですね!まだまだ拙さに溢れてますが、それも尚良し!かわいいので全部許す!!ただ、あれ…ちづちゃん……あの子なんでこんなにこういう音遊び上手いの……すごいびっくりしました……。他の2人は「初々しい!かわいい!」だったのに、ちづちゃんに関しては「出来てる…すごい……」っていう感想になってしまう。舌を巻く。彼のポテンシャルが計り知れません。

曲調的にはアップテンポで転調も比較的さりげないそんなに劇的なものではないんですが、この曲もすっごいシャープ多いですよね。

これは余談なんですが、個人的にこのアルバム全体的にシャープやフラットいっぱい付いててすごい楽しいです。MAY BE, LADY!の時にもちらっと言いましたが、黒鍵大好きなんで個人的にテンションとっても上がるんですよね。比較的素直なのってリババレくらいなんじゃないかな?

あんまりコードのこと書くとよく分かってないのが丸わかりになってしまうのでこれ以上はやめますが、ちょっと気にすると楽しいので調べてみるのもいいかもしれません!よ!

 

 

 

 

10:インフィニティ・スカイ
作詞:松井洋平/作曲・編曲:本田光史郎

歌:DearDream

 

後はもう全体曲ですね!寂しいけれどアルバムは後半、ライブも後半。駆け抜けましょう。

この曲に関しては、曲の冒頭にも持ってきてあるサビの「さぁ、飛んでくんだ!どんな未来待ってたっていい!」っていう歌詞に射抜かれました。このフレーズが曲全体のモチーフなんだろうな。すごいDearDreamらしい歌詞だと思います。そしてこのあたりから作詞陣のお二人は神なのではないかと思い始めます。好きです。

彼らはずっともっと高みへ近づこう、進もう、追いつこう追い抜こうとしてるんです。「限界なんてね階段のワンステップ」っていう歌詞にも象徴されますが、挫けることすらも経験なんですよね。眩しい。とても眩しい。

全編オールユニゾンなのもまた「5人一緒に」感がすごく全面に出てきてよいですね。これの本当の理由はもしかしてまだごく初期の曲だからこその全編ユニゾンなのかもしれませんが(たしかデビューシングルのc/wでしたっけ?)、逆にそれが強みであり、味だろうなと思います。

でもデビューシングルのc/wでここまで強気に「見上げた空はいつだってインフィニティ」って高らかに歌われてしまったらもう推すしかないな……と初心者は思います。

 

 

 

11:NEW STAR EVOLUTION
作詞:結城アイラ/作曲・編曲:山口朗彦

歌:DearDream

 

待望のデビュー曲がラストひとつ手前に!!

この曲だけはアルバムを聴き始める前から知ってました。頭に残っていたので、今までアルバムをずっと流してきてこの曲のイントロをようやく聴いたとき、あっやっと出会えたね!感がすごかった。

先にc/wだったインフィニティ・スカイを持ってきて、あえて後にこの曲を持ってした采配に拍手を送りたいです。

この曲、実はさりげなくとっても難しいと思うんですよ。Aメロのリズムも音程も取りづらすぎ。あとメンバーの声質が比較的高めの割合が多いのに対して音が低い!でもこういう高いハードルがデビュー曲にきているというのもわくわくするポイントだと思います。

あと「早く早く追いつきたい追いつかれたい!」っていう歌詞そのものが、この「ドリフェス!」っていうジャンルを象徴しているよなあ、と。現実世界のDearDreamと、映像世界のDearDream、おそらくどちらが欠けてもそれはもうDearDreamでは無いですし、両方彼らだけどちょっとずつ違って、だからこそお互い追いつきたい!追いつかれたい!っていう表現になるのかな、と。分かりやすく伝わりやすい。秀逸です。

イチバンノホシはイツツボシなんですもんね。

きっとデビュー当時をよく知らない私が何を言っても薄っぺらくなってしまうのであまり多くは語りませんが、Cメロでクラップしたい欲だけは本物なので許してください。

 

 

 


12:シンアイなる夢へ!
作詞:松井洋平/作曲:渡辺拓也/編曲:EFFY

歌:DearDream

 

初めてこの曲を聴いた時の私「銀テ曲だこれ」

 

とうとう最後の曲になってしまいました。

Aメロ一発目の歌詞が「目指す場所は遠いほうがいい」って、これは壮馬くんの声でしょうか?センターに開口一番そんなことを言われてしまっては、ついていくしかないでしょう……

『シンアイ』。あえてカタカナなのには、意味があるんでしょうね。親愛、信愛、深愛、種類は様々ですが、きっと全ての意味を含んでいるのだと思います。親身に、信頼して、深く愛しているって思うと、すごく素敵だなあと。

あと、私大好きなのが大サビの歌詞の「最高にTHANKS!  僕に勇気をくれて」という部分です。思い返せば1曲目のReal Dreamで「運命を変えるエールをいつもありがとう」と歌ってくれたDearDream。1曲目の表題曲でありがとうって言ってくれた彼らが、ラストソングの最後の最後でも真っ直ぐに感謝の気持ちを伝えてくれるのは、すごく胸にくるものがありますね。こちらこそ最高の出会いにありがとうだよ……と涙ぐまずにはいられない。

ここまで12曲ずっと聴いてきましたが、実はこのアルバム、Cメロがしっかりある楽曲が全体曲にしかありません(Real Dream、プレフラ、NEWSTAR、シンアイ)。シングルカットされてたり、表題曲だったものばっかりですよね。Cメロって今までやってたA〜Bメロやサビとは全然違うことをするから、すごいメッセージ性がこめやすいし、必然的に出やすいんですよね。次に繋がるのは大サビだし。そういうことを考えながらCメロを聴くとまた泣けてくるのでオススメです。

この楽曲に関しては、Cメロ後半の「Dear Dream!」畳み掛け3連発が涙腺崩壊ポイントだと思います。さあみんなで一緒に再生しよう。

そこで号泣しながら大サビに突入して、サビ繰り返しの「最高にTHANKS!」の瞬間に銀テが飛んで、その瞬間ライブ『Real Dream』は伝説になるのです。

 

 

 

***

 

全12曲、いかがだったでしょうか。

実は前編と後編の間に某神円盤(DoDP)を見せてもらったり、接近戦かましたりしてたせいで知識が2cmから7〜8cmくらいまで増えてしまっているのですが(後半の情報量がやけに多かったり具体的になっている気がするのはその為です)、それでも今おもってることや、感じたこと、持っている知識をフル動員して書きました。

前後編合わせて1万字越え、卒論か!って感じです。

もしここまで読んでくださった方の中にReal Dreamまだ聴いてないよって方がいらしたら、ぜひ手にとって、再生してみてください。12曲、1時間弱。損はさせません。幸せな時間を保証します。

それで、もし最後、シンアイなる夢へ!まで聴き終わったら、ぜひもう一度だけでいいです。1曲目のReal Dreamを聴いてください。

聴こえ方が全く違うと思います。

何も知らない私も夢中になった『Real Dream』の魅力が、少しでも多くの人に伝われば幸いです。

 

ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

もしお暇でしたら、感想や補足等いただけると嬉しいです。お待ちしています。

これからのDearDreamに幸あれ!

 

 

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Special Thanks!!

なみさん/かばおさん/よも氏

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