僕らの証明はどこにある

不器用で下手くそ それでも人生さ

DearDreamのReal Dreamがド名盤すぎた話<前編>

タイトルがめちゃくちゃ長くなってしまった。

 

突然ですが皆さんはアイドルが好きですか!!
私はめちゃくちゃ大好きですアイドル!!!
給料日に買うちょっと高いお肉のように好きです!!!!!

 

 

……ちょっと落ち着きます。

年齢的に若い層から比較的上の層まで、アイドルと名のつくものは次元性別問わず追っかけ回してた私ですが、ある日友人の影響でDearDreamというユニットのアルバムを聴いたところ、自分の想像以上にドルヲタの血が滾り出したので、せっかく持っていたはてなにこのパトスを長文で叩きつけているところです。

長文を打つのは好きですが読み返すのは苦手なので誤字脱字だらけかもしれませんが、ただのドルヲタの喚き声としてさらっとお水に流してください。
暇つぶしにでもどうぞ!!

 

 

単純に私が何者かというと、幼少期より母からSMAPの英才教育を施され、中学にてジャニヲタが、高校にてアニヲタが、大学にてゲーヲタが開花、その後それぞれのヲタ要素が複雑に絡み合った、とんでもなくめんどくさいドルアニゲーヲタと化した女です。

 
そんな私に友人が貸してくれたアルバムが、先日1stライブを大成功させた、DearDreamの1st アルバム『Real Dream』!!


ここで彼らDearDreamというユニットの説明をすると、『ドリフェス!』というバンナムアミューズ等の企業が手を組んで、アーケードゲームやアプリゲーム、アニメ等、様々な方向にメディアミックス展開している、アイドルプロジェクトに登場する5人組アイドルユニットです。
ただこれ自体が聞きかじった受け売りで、私自身ドリフェス!自体は誘われてアーケード実機を数回プレイした程度、彼らにおける知識はキャラのビジュアルと演者がなんとなく見た目とカラーリングで判別でき、確かこんなキャラ付けだったよな、くらいのミリしらと言うほどでもなく……強いて言えば2cmくらい知ってる程度なので、とりあえずぼんやりとよく分かってない状態で聞いたのです。
ハロプロの新規ユニットすら基本的に研修生を元に発足する昨今(筆者はハロヲタです)、こんな雲をつかむいうな状態が久しぶりすぎてそれだけで多少なりともテンションが上がります。しかも「このアルバムはライブのセトリを意識した曲順になっている」なーんて小ネタを教えていただいてしまったら、もう楽しみしかないじゃないですか。
そんなこんなで再生してみるわけですよ。




↑当時の私

あれっこれってもしかして超ド名盤なのでは……?

 

というわけで、こんな感じで衝撃が半端なかったので、これ以上ドリフェス!とDearDreamに対しての知識を深めてしまう前に、せっかくなので今の私の2cmくらいの知識と感覚で思ったことを書き連ねようと思った次第です。

 

……というわけで、ここからが本題です。
前置き長くなりましたね、失礼いたしました。

 それではどうぞ。

 

 


* * *

 

 


01:Real Dream!
作詞:松井洋平/作曲・編曲:山口朗彦
歌:DearDream

 

アルバムのタイトルにもなっている、この作品のリード曲です。
ドルヲタやってる人間には「そうそうこれこれ!」となりそうなこのイントロ。下から上に上っていく、確実にライブが始まるだろこれ!と聞いてるだけで心の中でUOをバキバキに折りたくなるのです。*1
あとこれは個人の感想ですが、歌詞にメンバーの名前を織り込んでくる曲は名曲だと思うんです(当社比)。私のような新参にはメンバー紹介の意味を持ち、古くから応援しているファンにとっては成長を感じる号泣ポイントとなり得るからです。この曲はそれを1Aメロに持ってきているのが強い。こういうのって1Bメロとか、2Aメロとかに多い気がするんですけどね。
そしてこの曲のずるいところはなんといってもサビでの転調でしょう!
1AメロからずっとGメジャーで進んできたコードが、サビの「踏み出せ Step of First!」で突然マイナーコードに変わるのは、何度聴いてもずるいと思います。
感覚的に劇的な転調に弱いのは個人的趣向ですが、サビ終わりの「何度も歌を歌うよ」で解決してメジャーに戻って締める、というのはすごい心地の良いコード進行だと思います。コード進行についての詳しいことよく知りませんが。
イントロで薄暗いままステージに出てきて歌い出した途端にスポットバーって当たって明るくなってポップアップで下から飛び出してくる彼らが脳内に浮かんできたし、数回聞いた状態でサビで心の中でバルログしながらコール打ってるので、個人的にOPとして120点満点です。

 

 

 

02:PLEASURE FLAG
作詞:結城アイラ/作曲・編曲:山口朗彦
歌:DearDream

 

一発目にReal Dream!で爽やかにOPを飾った後、間髪入れずに続く2曲目の全体曲です。

BPMが一気に早くなり(たぶんBPM180くらい。プレスト!)、テンション上げるにはもってこいだと思います。

っていうかこんなにもきっちりコール&レスポンスが完璧にできる曲、盛り上がらないわけないじゃないですか!?

初っ端ほぼイントロ無しからの「Here We Go!!」なんて血潮が滾ります。サビで\ッヘーーーイ!!/ってやりながらジャンプしたい欲に駆られる(ジャンプは後ろの人に迷惑がかかるのでリアルライブではお勧めできません)。

歌詞もストレートに前に!前に!進もうとする思いがストレートに表現されてるのも何ともデビューしたてのアイドルっぽくてキラキラしてて素晴らしいと思います……プレジャーフラッグ掲げたいもんな……

ただ意外とサビの部分のレスポンスの歌詞が思いの外細かく違うので、あやふやなままだとやり通すのちょっとハードル高いかもしれないですね……私トリ頭だから……でもきっと勢いで乗り切れる。この曲なら乗り切れる。なんたってBPM180。

 

 

 

03:MAY BE, LADY!
作詞:松井洋平/作曲・編曲:山﨑佳祐
歌:歌:石原壮馬(as 天宮 奏), 溝口琢矢(as 及川 慎), 富田健太郎(as 佐々木純哉)

 

ここからユニット曲ですね。

最初に来るのはセンターの赤の奏くんと、青の慎様(何故か私の周りのド!ファンの方は彼を様付けで呼ぶので私もそれに倣います)、黄色の純哉くんの3人曲です。

白状しますが、私はこの曲のイントロ→1サビへの入りを聴いた瞬間、このアルバムに落ちたと言っても過言ではありません。それほどドツボ、ドツボだったのです。

この曲はサビの「このトキメキが恋なんだね」という歌詞が象徴するようにド王道のまっすぐな初恋の歌なのですが、こういう実直な歌を真正面から歌えるのは若いアイドルの特権だと思うのです。DearDreamの彼らは演者自身は多少大人だけど、演じるキャラ自体はまだまだ学生で。しかも演じる彼ら自身も初々しいまっすぐでストレートな歌い方、という綺麗なマーブルのような混ざり具合が最高のキラキラを作り出してる気がします。

というかこの曲はイントロからの掴みがずるい。冒頭からアクセントのようになり続けるギターのAの音がすごく癖になる。あと私の耳が正しければこの曲多分恐ろしくフラットついてると思うんだよなあ!G♭とか。黒い鍵盤いっぱい使うコードはすごくキラキラする(当社比)のでときめきます。

イントロ一発目にサビが来てるのも最高にキャッチーでいいですね!拍手!!

万が一、億が一にもまだこの曲を聴かずにここを読んでいるような方がいたら、今すぐにでも出だし40秒まで聴いてくれ。頼む。これであなたの止まってた時計が動き出します。

 

 

 

04:ユレルMIDNIGHT
作詞:結城アイラ/作曲・編曲:藤末 樹 

歌:溝口琢矢(as 及川 慎), 富田健太郎(as 佐々木純哉)

 

このアルバムを私に託してくれた友人は言いました。「MAY BE, LADY!からユレルMIDNIGHTへの流れが最強だから心して聴け」と。

確信しました。最強でした

先程の3人から奏くんが抜け慎様と純哉くんの2人曲になってますが、曲調は前のMAY BE, LADY!とは全く異なりアップテンポのハードな曲になってます。サビでなるエマージェンシーのようなサイレンが異様に耳に残って楽しい。

というか、前トラックであれだけどストレートに「僕は恋に落ちたんだね!!!」ってキラッキラのG♭メジャーに乗せて歌わせておいてから、3人の中でも一番初恋純情ボーイっぽい(個人的感想)奏くんを抜いた、ちょっと大人を知ってそうな(雰囲気の)二人でこの曲だから、もう私からは何も言えません。完全に彼らの手中です。隠してた牙をむかれた感じ。

私ならMAY BE, LADY!でかっちりジャケット着用で歌った後に、ユレルのイントロ鳴り始めた瞬間に慎様と純哉くんにジャケット投げ捨てさせます。弾ける歓声のならエマージェンシーのようなサイレンがイントロで響きます。最高ですね。

だってたった1トラック前で「このトキメキが恋なんだね」って言ってたじゃない……急に「サヨナラと動く唇塞いでしまおう」だなんて、大人の階段どれだけ一気にすっ飛ばしたのお二方……と勝手に胸が震えますが、サビ前の多少色気の足りない真っ直ぐなAh Ah……がアホほど愛おしいので、もう丸ごと全部許します。

こういうのは数年前経って色々と成熟した時にもう一度聴いて涙するのが良いのです。そこが楽しいのです。それはまるでBerryz工房のあななしのように。

 

 

 

05:あなたの瞳に踊らせて
作詞:結城アイラ/作曲・編曲:渡辺和紀

歌:DearDream

 

ここで一旦全体曲に戻ります。

曲調の雰囲気的にはユレルMIDNIGHTの路線を踏襲してますが、アップテンポで余裕のなさげだったユレルからは対照的にちょっと落ち着いた、どっしり構えるより大人の余裕を漂わせるアダルティックな楽曲になっております。

MAY BE, LADY!で恋に気づき、ユレルMIDNIGHTで恋の激しい感情に包まれ、この曲で大人の駆け引きを演じます。あっという間に大人になってしまった……

ただここにこのアルバムの本気を見るような気がするのです。この曲は、ちょっと背伸びをした随分と大人っぽいナンバー。こういう彼らDearDreamの持つイメージとは真逆のアダルティックな曲を普通に1stアルバムの中間に入れ込んでくる時点で本気を感じます。

二次アイドルがどうしても陥りがちなイメージソングの呪縛ではなく、ちゃんとアイドルグループのフルアルバムを作ってる!という感じが伝わって来て、個人的に好感度うなぎのぼりです。

あとわたしこの曲を聴いてて気づいたのですが、このユニットの中で一番バランス感覚がいいというか、アイドルとして振り幅が広いのは、もしかしたらちづちゃんなのかもしれないですね……

ただただカワイイ系に振り切るだけじゃなく、こういうアダルトな楽曲できっちりシャープな格好いい男の色気を出せるカワイイ枠は強いです。2Aメロ「いつの間にか絡みついて」のちづちゃんは必聴です。

 

 

 

* * *

 

前半戦が終了しましたが、あまりにも長くなりそうだったので一旦切ります。

後半につづく!

*1:UO折るのは主に女性アイドルライブですね。すみません。