僕らの証明はどこにある

不器用で下手くそ それでも人生さ

二人の17歳の卒業

5月31日になりました。
昨日と今日は、ハロー!プロジェクトにとって、大きな意味のある2日間です。

昨日は、アンジュルムの田村芽美ちゃん。
今日は、モーニング娘。'16の鈴木香音ちゃん。
それぞれ武道館での公演を持って、アンジュルムモーニング娘。を卒業します。



二人の卒業が発表されてから、たくさんのことを考えました。
純粋に悲しいとか、寂しいとか、なんで今なんだろうとか、そういうマイナスなことも含めて、たくさんたくさん、色々なことを。
今17歳、今年18歳になる二人が、今卒業を決意するのは、何か大きな出来事があったのだろうかと。


そして彼女たちだけではなく、彼女たちと同い年に、鞘師里保という、小さくて大きな女の子がいたことに辿り着きました。


モーニング娘。の、ひいてはハロー!プロジェクトの顔として、最前線で戦い続けた鞘師は、自分の夢を追い求めて、昨年末に羽ばたいていきました。
彼女たちは、その背中を見送る側として、眺め続けていたのです。

17歳の鞘師が未来を見据えて卒業をして。
さらにその背中を強く胸に刻み込んだであろう田村と鈴木が、自分の夢のために卒業をする。

ハロー!プロジェクトと卒業は、切っても切り離せない出来事です。
それはおそらく、モーニング娘。から福田明日香さんがいなくなった時から。
そうやって加入と卒業を繰り返して、時代を紡いでいくのがハロー!プロジェクトというものだから。



何年も様々なアイドルの子たちを追いかけている間に、気づいたことがあります。
彼女たちの中には、いつか二つの夢が生まれるのだろう、と。それは、「アイドル」としての夢と、その先の「未来」の夢。
アイドルとして叶えた、叶えたかった夢があったからこそ、彼女たちはその先の未来を見据え始める。
それは、青春時代という人生において一番多感で貴重な時期に、アイドルとしてステージに立っていた彼女たちだったからこそ考えることのできる、我々の知らない世界だと思います。



17歳。
永遠のセブンティーンなどと揶揄されるように、ある意味若さと青春のアイコンにもなっている年齢で、彼女たちは新たな夢に向かって、大きく舵を切りました。それはアイドルとしての夢を叶えた、彼女たちだからこそ選ぶことのできる、新たな挑戦への切符です。
その夢は、芸能界でもの外の、もう、我々ファンの目には触れない別の世界かもしれません。

私は、ただのファンです。
接触イベにも実際のコンサートにも殆ど足も運べず、映像や音源や写真の中の彼女たちを応援するだけの、遠い遠い、ファンです。
私は、彼女たちの家族や友人、事務所のスタッフではありません。いわゆる「身内」という存在からは程遠いところにいます。街中ですれ違っても、別に気に留められもしないでしょう。
でもこれだけは言えます。彼女たちのことが、大好きです。
彼女たちは、見ず知らずの私たちに笑顔と夢をくれました。画面越しの彼女たちは、いつだって輝いていて、そんな彼女たちに、私は何度も救われたのです。
可愛くてかっこよくてキュートでチャーミングで、努力も悲しみも悔しさも全部糧にして、生き様としてアイドルを表現している。同性として、それはとてもとても尊いことだと思います。



17歳。
大人と子供のちょうど境目の、そんな時。
大人になる為に、別世界へと羽ばたこうとする彼女たちの決断を、私は笑顔で見送りたいと思います。

……きっとたくさん泣いてしまうんでしょうけど!笑

残念ながら現地には出向けない私が参加するのはライブビューイングなので、私の声が直接彼女たちに届くことはありません。
それでも最後は笑顔で、ありがとう大好きだよと、精一杯伝えたいと思うのです。
見ず知らずの1ファンとして、できることはそれだけだし、それが私にできる唯一の彼女たちとの接点だから。



めいめい、かのん、卒業おめでとう!
ありがとう!
これからも大好きだよ!!