僕らの証明はどこにある

不器用で下手くそ それでも人生さ

『手紙』を『書く』ということ

わたしがまだ田舎の中学生だった頃、『手紙』という文化はいつもすぐそばにあった。

時は2000年代、折りたたみ式携帯の全盛期。それでもまだ中学生が携帯電話を持つには少し早いかな、という田舎の風潮が強かった当時、我々のような山と田んぼと住宅街に囲まれた地方都市の中学生が文章をやりとりする為の最強ツールは、ルーズリーフとペンだった。読み易さなど二の次のような色とりどりのボールペンや蛍光ペンを駆使して装飾を施し、誰も彼もが可愛らしい丸文字に憧れ、他愛もないような内容を半分、または4分の1サイズに切ったルーズリーフにぎっしりと書き込み、独特のあの可愛らしい折り方で小さく折り畳んでは制服のポケットに忍ばせ、授業の合間の休み時間毎に交換し合うのだ。

現在におけるLINEやインスタDMの雑談のように、思春期の我々は手紙のやりとりをしていた。

 

少し前に部屋の掃除をしていた際に、まさに当時中学生だった頃のわたしが友人たちからもらった手紙が大量に出てきた。キャラクターものの可愛らしい大きなお菓子の缶の中に大切にしまってあったそれは、10年以上の時を経ても特に劣化することもなく、当時の空気をそのまま瞬間冷凍したかのようにずっと缶の中で息を潜めていた。

あまりの懐かしさに思わず手に取って開いて読み返してみても、その書き込まれた内容に大層な意味などない。言ってしまえば「おなかすいた」とか、「次の授業であてられそうだからやだな」とか、「◯◯ちゃん実は◇◇くんのこと好きなんだって」とか、「部活がんばろうね」とか。

それでもその小さく折り畳まれた紙のひとつひとつをほどいて中を覗くたびに、今この歳になってその折り目をほどいて手書きの文字を読むという行為そのものが、たまらなく愛おしく思えるのだ。

 

先日、ふとしたきっかけで友人に手紙を書いた。

良い歳の大人になったわたしは、ルーズリーフの切れ端などではなく、綺麗な便箋に読みやすい深い色合いのペンで、丁寧に文字を綴る。たった一言、今でこそLINEやSNSでやりとりをしてしまうような短文ではなく、長く、重たい文章を、それこそこのブログにいくつもあるエントリーのように。

久々に書いた文字のそれはガタガタで書いているうちにだんだんと曲がり、文字も歪み、普段まともに長々と紙とペンで文字を書かないせいで非常に見栄えの悪い恥ずかしい出来のものだったが、中学生当時授業の合間に一生懸命ルーズリーフに文字を綴っていた、あの頃の自分に返ったような気分だった。

きっとわたしの中には、今だに紙とペンで一生懸命言葉を綴っていたあの頃の気持ちが、根っこにずっと宿っている。

 

 

ありがたいことにわたしにはこの歳になっても時々手紙を書く機会がある。

それは今回のように友人に気持ちを伝えるためものであったり、はたまた大好きな推しに想いの丈をぶつけるための手紙だったり。その度に、その時のわたしが大事に抱えていた紙とペンで言葉を綴るあの時の気持ちと向き合い方が、今のわたしにアナログで文字を綴る原動力を与えてくれるのだと思う。

きっとあの頃のわたしはそんなことなど全く考えておらず、ただ目の前だけを見て必死に生きていたのだろうけど。

 

その時必死に生きた『今』が、過去になって糧となった結果、わたしを作り出している『根』になっているのだと、今この歳になって噛み締めている。

 

 

それは恋や愛に似た何かなのかもしれない

※このエントリーは『ジャニーズWEST LIVE TOUR 2021 rainboW』のネタバレを含みます。ご注意ください。

 

 

基本的にわたしはそこまで積極的に現場入りをする方ではない。華麗にスルーをした現場も、泣く泣く見送った現場も、長いドルオタ生活の中でたくさんある。それでもたぶんわたしは、今後もアイドルを好きで居続ける限り、今回の現場のことをずっと反芻し続ける、そんな気がしている。

 

 

2020年、ある日ドルオタはジャニーズに出戻りした。経緯に関してはこちらに記載してるので興味があればご覧ください。

このエントリーを更新したのがちょうど1年ほど前なのだが、オタク、なんとこの半年後の雪もちらつき始める初冬、忙殺されていた真っ最中に詳細は省くが突然ジャニーズWEST重岡大毅くんと正面衝突し、一瞬にして沼落ちを果たした。なにわ男子の(某丈一郎くんを除く)メンバーが入所するよりもさらに前よりずっと活動を続けていた7人の経緯をラーニングするには現体制の関ジュ概論を学ぶよりもさらにハードルが高く、困窮を極め右往左往していたわたしにWEST有志のフォロワーが大量の情報を怒涛のように与えてくれた結果、2020年を終える頃には重岡くんを果てしなく拗らせたアラサードルオタが爆誕していた。FCも入会した*1

そんなこんなで今更どっぷりとジャニーズWESTのオタクになってから迎えた2021年、週うまとrainboWの発売、そしてツアーの発表。

冒頭に入らなかった現場が多数ある話に触れたが、今回のツアーもそもそも入る予定ではなかった。何故かというと全滅したからです。もちろん応募した。追いかけ始めてから最初の現場だったし、ツアー会場のある県民だったので。まあものの見事に全滅したんですが。昔からチケ運がないことに定評のあるドルオタ我、気落ちしながら日々を過ごしていたらなんと制作開放席の抽選申し込み連絡が着弾。

そしてこれは藁にもすがる気持ちで制作開放席に応募した結果ギリギリのところで引っかかり、実に2年半ぶりのライブ現場*2に突然翌々日に参戦することになったオタクの備忘録です(ここまで前置き)。

 

 

 

***

正直な話をするとまず己が重岡大毅に抱いている感情の解説からしなければならないのだが、それについてはいつか気力があったらまとめることにして、ざっくり言うと長いドルオタ人生で所謂初めて、もしや己はリアコのような状態になっているのではないか?という自覚があった。

つまり未だかつてない激重感情を抱えつつ突然現場に参戦することになった上、公演前々日の夕方に当落が出たにも関わらず案の定前日も仕事で、正直持ち物の準備も心の準備もへったくれもなくあっという間に当日の朝がきた。

そもそも久々の現場にどうすればいいんだっけ、と動揺しながら必死に顔をつくり未だ実感のない頭のままバキバキの身体を引きずり悶々としながら延々とサムシング・ニューを聴きつつ、WESTは受動喫煙程度なのに快くわたしの介護を請け負ってくれた友人*3を拾い会場入り。ご時世柄会場で物販もないのでほぼ入場開始と同時刻に会場脇の駐車場に車を停め、そのままトコトコ会場に歩いて行き数分後には入場→着席。とにかく社会情勢のせいなのだが、こんなにもスピーディーな現場は初めてでさらに動揺した。その間ずっと「吐きそう」を連呼していたわたしにを適当に受け流しながら付き合ってくれた友人には、心の底から感謝している。

人生そこそこの年数をドルオタとして生きているので過去様々なアイドルを好きになったことはあれど、今までのアイドルに対しての「好意」とは恐らくちょっとベクトルが違っていた。本気で緊張していたのだ、恥ずかしいことに。制作開放席が故にその日は天井席で、スタンド最後列の一番下手側、ステージからは一番遠い席だった、にも関わらず過去に経験したことがないほど緊張していた。直前まで会場内モニターに流れていたWA! WA! ワンダフルの振りつけ動画を見ながら「アイドルじゃないから振り覚えが悪い、覚えられない」とケラケラ笑っていたが内心本気でずっと吐きそうだったし、指先は冷えていた。本当に緊張してるんだな、と頭の片隅でちょっと冷静になりつつ定刻になりふ、と会場の照明が落ちた瞬間、「あ、終わった」と心の底から思ったことを、物騒にも鮮明に覚えている。

 

セトリをひとつも頭に入れずに臨んだので映像が流れ出してからのことは、頭の中は真っ白だし口の中は乾いてパサパサだし手は震えているしでいまいちよく覚えていない、のだが初手Big Dipper、しかも上からのゴンドラ登場は正直予想外で、散々各種メディアで見た関ジュ京セラあけおめなにわダイスマがふと頭をよぎった。

朱鷺メッセは横からのライトがそのまま逆の壁に当たるので、彼らの横顔が影になって綺麗に左右の壁に大きく映っていたのが、曲調もあいまってすごく幻想的だったのはよく覚えている。とはいえ非常に印象に残っているのは、これは現実であるという実感が湧くまでしばらく時間を要したことだ。ずっといつものように映像を見ているような気分に陥っていた。恐らく声が出せない現場が故だったのだろうけど、彼らが今生身の肉体を伴って同じ空間に存在しているという事実をはっきり実感を伴って認識するまでにしばらくの時間を要した。

とはいえ身体は反射のように反応していて、Big Shot!でもホメチギリストでも手を叩き振りを真似し、濵ちゃんに冒頭の挨拶で

「今日までよくがんばりましたね〜!」

と言われた瞬間は流石にボロっと泣いた。みんな頑張ったので……

しかも初めて生でBig Shot!!のダダダ兄さんを見たはずで(この公演では神ちゃんと肩組んでニコニコしながら叫んでたって本当ですか)、あれだけ好きなCandy Shopも演出も巧みですごく息を呑んだのに、しっかりと『生』を感じたのはしばらくセトリも進んだPUSHの、特効による炎の熱さを感じた瞬間だった。バッ、と床から炎が飛び出た特効にひどく興奮したと同時に炎の熱が空気で伝わってくるのを感じ、その瞬間「あ、本当に現場なんだ」とやっと頭の中でスイッチが入ったような感覚がした。

ちなみにわたしが入った公演のPUSHガチャは淳太くんでした。炎特効の中激しいダンスをこなした流れのままフルパワーの色気で全力で殴られた。ご馳走様でした。

 

 

重岡大毅さんの話をするんですけど、そもそもこんなにも拗らせている人を生で見るという経験をしたことがなくて(基本在宅オタク)、逆に今回天井席で良かったのかもな、としみじみ思っていて。MCで毎年母の日にお母様に花を贈っている話も*4九九を間違える濵ちゃんへの辛辣なコメントも全部大好きだったが、今回のソロ、彼はラフなパーカーにジーパンでネックホルダーにハーモニカを付けながらギターを抱えひとりセンステに座り、ただ己の演奏と声だけでステージを成立させた。それを成し得る実力を彼が持っていること自体にたまらなく感動し、やっぱりこの人のこと好きなんだな…になり、しかもその姿が私が昔からずっと崇め続けている木村拓哉その人の姿にもよく似ていて、そこから湧き出るなんとも形容し難い感情ともあいまって、息をするのを忘れてしまう程に見惚れていた。ハーモニカを吹く横顔が後ろのモニターにアップで抜かれた瞬間、正直「ここに骨を埋めよう」と思った*5

最後歌い終わった後に「父の日のことも忘れないでね」と言いながらはけて行った彼の背中を眺めながら、孝行息子だな、わたしは自分の父親にこんなことできるかな、すごいな、と遠くに小さくみえているはずの彼の姿があまりにも大きく感じて一人で震えていた。

 

これはオタク的感想ですが革新論理の演出がすごくオタク心を直でくすぐってくる表現で、というのもかっちりしたジャケット衣装にハットを被った7人が横一列に並んで、真ん中に置かれた長机に背もたれが豪勢で背の高い椅子に最後の晩餐のように腰掛け座ったまま踊るという、一昔前ニコ◯コやピ◯シブで流行った手書き動画やイラストのような雰囲気を全力で醸し出していて大歓喜した。後ろの画面の映像も額縁の中にカメラの映像が映し出されるような演出で非常に二次オタのわたしが興奮した。

※ついでいうとわたしはずっとこの動画が頭を過ぎってました(世代よ)

 

 

 

閑話休題

前に述べた通り今回は天井席でステージからは一番遠い最後列の座席だったのだが、彼だけでなくWESTの全員が何度も何度も「後ろの方〜!」「後ろの人も忘れてないからね〜!」と声をかけてくれて、たくさん大きく手を振ってくれたことが本当に嬉しくて、わたしも一緒になって何度もたくさんペンライトを振ってしまった*6。現場に入ってしまえばオタクはただそこに存在するペンライトの光になるというのが個人的な持論だが、それでもその空間に存在していることをきちんと認識してもらえるのはありがたいことだなと噛み締めていた。これたぶんステージを至近距離で見てたらわたしいま人の形を保てていないと思う。

 

 

個人的に一番響いたのが春じゃなくても→証拠→サムシング・ニューの流れで。

「好きなら好きと 言えますように」

「なんかもっと単純に笑ってたいよな」

という歌詞に心を救われていて。生きててきついこともめんどくさいことも難しいことも大変なことも常にたくさんあって、しんどいな〜とかつらいな〜とか気落ちするようなことも沢山あって全然自分の気持ちに自信を持つことができないような根っからのネガティブ人間なところがあるんですけど、そんなところをブッスリ刺されているようでアルバムを初めて聴いた時からこの曲が非常に響いていた。ついでいうとWESTに落ちる前、なにわ男子に落ちたての頃のわたしは証拠を発売当時に購入してそれ以降ずっと聴き続けていて、厳しい社会情勢の中コロナ禍の打撃を受けた職に勤めていたこともあり、「証拠」という曲そのものに非常に救われていた。

春じゃなくてもを聴きながら涙腺が緩んでいたわたしは、飽きもせずに何度も繰り返し聴き己を励まし続けていた証拠を、WESTが同じ空間で全力で声を張り上げ歌っているのをこの目で捉えている事実に耐えきれずボロボロと泣いた。シールドをつけていたせいで涙が拭えず、マスクはベシャベシャになり、必死に作った顔はボロボロになった。やはり今回は天井席で良かったと思う。こんな顔は演者の彼らには見せられない。ペンライトの光が揺れていることのみを感知してもらえるだけで良い。

ちょうど発売週のタイミングでサムシング・ニューの多幸感を実際にこの目で見られたことも、非常に幸運だったなあと思う。Cメロ明けの同期コンビ、歌番組や配信ライブではおでこをつけながら吠えてることが多かったがこの日は肩を組んで少年のように笑っていたのでまるでジャ◯プ漫画を見ているようだな…と思った。

わたしが最近買い漁っていた過去の円盤に収録されている彼らはまだ本人たちの語るところ曰く「足し算」をし続けている時期で、2021年の4月にデビュー7周年を迎えた今、生バンドを背負って「歌のみで勝負する」=「引き算」ができるようになった(と本人たちが口にする)ジャニーズWESTを『初めての彼ら』としてわたしが体感できたのはとても貴重な経験だったと思うし、歌のみで勝負できるようになったからこそ、踊ったらスゴいんです、の彼らをよりハッキリと感じられるようになってるのかもしれないなあとしみじみ思ったりもした。

 

と、思えば。

(^ワ^=)デビュー曲歌います

でええじゃないかだ!と思ったらまさかのバンドアレンジ版。流石に予想の範疇外で非常にテンションが上がったので無理かもしれないけど音源化を強く希望します。バンドサウンドになるだけで聴き慣れたええじゃないかが新鮮に聴こえるのがすごく楽しくて泣き笑い状態で踊っていた。

ええじゃないかが終わった後にハート型のサングラスを彼らが取り出した瞬間「パラパラあるやんけ!!!!!!」と心のなかで拳を振り上げ叫んだと同時にライブ直前に友人に「パラパラ今回無いらしい」と話してしまっていたので公演終わりにきっちり「パラパラあったじゃん」と突っ込まれた(北海道公演時にセトリにパラパラなかったという旨のツイートを見ていたので本当に今回はないと思ってた)(セトリ変更があったらしい)。予想外でわたしはめちゃくちゃテンションが上がったけど友人には申し訳ないことをした。すみませんでした。

そんな感じでアカンLOVEを挟みつつのズンドコ、どんなオタクもすぐに踊れるのでやっぱり即トップギアで盛り上がれるキラーチューンがあるのは良いことだな〜と思った。嵐さん曰く『植え付け情報』、きっと成功していると思う。

 

週うま。『キメ』で一緒にジャンプ(っぽくノレる)ことが本当に嬉しくて。WESTを好きになったと自覚をしてから初めてリアルタイムで予約をして購入し、歌番組始め各所で沢山パフォーマンスを見たシングル楽曲だったのでこれも生で聴けたのが非常に嬉しかった。あとわたしの気のせいじゃなければ手を振っていた重岡くんのことを流星くんが持ち上げようとしていた気がする。見間違いではない、はず。ついでに重岡くんが淳太くんの腰だかお尻だかも抱えてセンステまで引きずって行ったのも見た。今まで見聞きしてた彼の戯れは本当なんだな…になってしみじみ感動してしまった。テンションに任せた行動だとしても彼のそういうところが、多分わたしは好きなんだと思う。

 

Rainbow Chaserは絶対泣くと思ってたけどやっぱり泣いた。

レコメンで発表と同時に初めて聴いたとき、アルバムを実際に手元で再生してフルで初めて聴いたとき、虹会の締めで歌っているのを見たとき、今回のライブで生で聴いたときと、Rainbow Chaserでは少なくとも4回は泣いている。照史くんの大サビ

「ここまで来たんだ」

の力強い歌声でで絶対泣く、と分かっていてもやっぱり泣いた。彼らが必死になって歩んでここまで来た道のりをわたしはほんの少し後追いしたくらいしかまだ知り得ないけどそれでも彼らが歩み続けてくれたおかげで今わたしがこうして彼らに力をもらっているのだと思うと(後ろの画面に過去のアー写やライブ映像が映されていたこともあって)すごく泣けてきてしまった。まだド新規でしかないのにこんなに号泣しててすごいなとちょっと冷静になって後から思った。

最後の挨拶を終えて捌ける時のインストが今回はそのままRainbow Chaserだったんだけど、最後のんちゃんがインストに合わせて落ちサビを歌いだして、どんどん残りのメンバーがそれに乗って最終的にみんなでRainbow Chaserを口ずさみながら退場して行ったのを見て、あーこういう人たちだからこんなに好きになってるのかもな、とべしょべしょのボロボロの顔でペンライトを握り締めていた。

 

 

 

***

個人的にも社会情勢的にもこの1年は非常に浮き沈みが激しく社会の荒波に揉まれ続けた日々だった。

そんななかでやっと開催された有観客のライブ、残念ながら無事予定通り完走とはならなかったけどもそれでもなんとか我々の前で笑顔を振りまいてくれたジャニーズWESTの彼らには本当に頭が上がらない。

ステージから客席を見上げて、わたしが立っていたスタンド席の一番後ろまで届けるように大きく大きく手を振っていた姿が何度も見られたこと、本当に嬉しかった。顔も認識できないほど小さく遠い距離感だったけど、想いは十分伝わった。

「ライブが出来ました〜!」

最後の挨拶でそう言った濵ちゃん、たぶん濵ちゃんだけでなく他のメンバーや携わるスタッフの皆様を含めた全ての関係者さま、そしてライブに参加する我々観客、全ての人間たちの心からの言葉だったと思う。ライブが無事に開催されることの重みを今回この肌身をもって感じた。

「大変な思いをして来てくれてありがとう」

その言葉を言いたいのはこっちだと思った。

 

 

初めて好きな人に、好きな人たちに会った。

この表現が合っているのかはわからない。「好きな人」という表現も、「会った」という表現も、果たして当てはまるかどうかは正直わからない。推している人たちを見に行った、という方が恐らく妥当なのだと思う。

それでも、どれだけ遠くにいたとしても、彼らが目の前にいるという事実があまりにも夢のようで、今でもあの時間は嘘だったんじゃないかと疑いたくなる。でもその疑いを跳ね除け肯定してくれる程に、ステージの彼はオーラと存在感に溢れていて、どれだけ遠くから見ていてもその立ち姿はとてもとても大きく見えた。

「バカにされたって 笑われたって」

「手を伸ばした」

この言葉を彼が地に足をつけて力強く歌ってくれるだけで、全てを認めてもらえた気がした。好きでいていいのだと、そのままでいいと、それだけでありがたいことなのかもしれない。

過去に何度も他で経験しているはずのライブ現場、それでも今回は今までとは比べ物にならないほどにまるで夢か幻のようで、でも彼は確実に、あの日あの時あの瞬間、あの空間で生きて、歌って、踊って、そして笑っていた。わたしはそれを、間違いなくこの目で見ていた。

言葉にするのは非常に恥ずかしいが、恋心に似たような何かを、確かにその瞬間、わたしは抱えていたのだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:いま省いた経緯はそのうち気が向いたらまた別にまとめるかもしれない

*2:コレ以前に行った最後のライブ現場が何かと聞かれると娘。コンとド!武です

*3:時々このブログにも登場するNさん。いつもありがとう

*4:送り損ねた結果のお母様の反応はこの息子にしてこの母ありと手を叩いて喜んでしまった

*5:去年の728の日のメンカラメドレーOne Loveの際も「太陽の塔の前に骨を埋めた」と発言しているので骨が埋まってるのは2箇所目

*6:ジャニーズWEST天海春香

2020年の夏に聴いたジャニーズJrの『STAY』

先日放送のザ・少年倶楽部でジャニーズJr.内のグループ・美 少年の6人が、SMAPの楽曲である『STAY』を歌っているのを見た。

わたしが最後にテレビでその曲を見たのは、2015〜2016年のCDTVスペシャル年越しプレミアムライブにおける、SMAPのパフォーマンスのセトリ中。2016年始の1月13日に解散報道の第一報が各種スポーツ新聞に掲載される直前、つまりすべてをひた隠しにしながら何も知らない我々観客の前に人前に立っていた、最後のSMAPのパフォーマンスだ。

あれから早いものでもうすぐ5年が経とうとしている。全ての物事があっという間に激変した2020年、時間軸を少し戻してこの夏、美 少年がSMAPの“あの”(敢えてこう言います)『STAY』を歌った意味を、ずっと考えている。

 

 

 

STAY』。

シングルカットされていないアルバム楽曲なので一般層への認知度はさして高くないこの曲を、SMAPファンはまるで宝石のように非常に非常に大切にし続けている。例えば、ファン投票で収録曲が決まった25周年アルバムの投票数1位を獲得したのが、このシングルカットされていない『STAY』だったことで、ある程度証明できるのではないだろうか。真正面から歌詞を読んだだけだと真っ直ぐなプロポーズとも取れるこの曲ーーー恐らく当初はアイドルPOPSによく見られるラブソングのニュアンスで描かれたのだろうと推測してるけれど、時が経つにつれ(特に解散騒動が表面化した結果)、その言葉の意味に言うなればある種シュプレヒコールのような、別の側面を持ち始めてしまった。

 

 

「どうか道の途中で 手を離そうとしないでよ」


「僕らずっと共に歩こう」


「鼓動止む その時まで」


「たったの50年 一緒に」

 

 

解散報道が激化、そして最終的に空中分解とも取れるようなあの結末の一部始終を身を引き裂かれるような思いで眺め続けていたファンは、この楽曲の歌詞にSMAPと己たちを重ね(特にあの中居が好きだと公言していたのも大きいが)、『STAY』という曲はSMAPそのものを体現するような強烈なメッセージソングへと変化していった。

要するに、SMAPファンの中では「SMAPそのもの」と捉えられていると言っても過言ではない『STAY』という楽曲を、2020年の夏に美少年の6人が歌ったという事実が、わたしには果てしなく衝撃的だった。

 

彼らSMAPはデビューしてからジャニーズJr.の面々と直接的に関わり合っていたことが露出している期間は、実は非常に短い。それに加え今現在ジャニーズJr.に在籍しているような男の子たちは、その大多数がSMAPデビュー後に生まれたのような歳の子ばかりだ。

だからなのか、意図があるのかないのかそれは事務所と彼らのみが知り得ることだが、このような結末を追ってからは特に、大衆の多くが知っていて盛り上がれる定番ソングであるSHAKEなどがチョイスされることはあれど、彼らジャニーズJr.が表立ってSMAPの曲を取り上げることはあまりない。ここ最近のジャニーズJr.でSMAP楽曲を(何故か)重用するのは関西ジャニーズJr.のなにわ男子くらいであろう(本当に何故だろう)*1。それでもそのなにわ男子ですら、アルバム楽曲からの選出は殆どない。あっても『SUMMER GATE』のような爽やかな王道アイドルPOPSソングくらいだ。先にデビューしたグループの先輩たちはおろか、上述のなにわ男子よりもさらに最年長の年齢が若い*2もちろんSMAPデビュー後生まれのメンバーで構成されている美 少年は直接SMAPと関わりがある世代ではなく、強いて言うならメンバーが尊先に「木村拓哉」の名を挙げる程度だけど、それでも尊先に木村の名を挙げる彼らがSMAPファンにおける『STAY』に対しての非常に名上し難い特大感情を把握してないわけがないと思うので、これは恐らく「敢えて」なのだとわたしは勝手に思っている。

 

 

2020年、未曾有の感染症の流行により世の中は激変した。気軽に出かけ、誰かと会い話すことができなくなった。彼らアイドルの活動の主軸であるコンサートを開催することもできず、我々ファンは彼らアイドルに直接会うことも叶わず、フラストレーションが溜まる日々だった。そんな中、有料無料問わず各種インターネット配信という形でたくさんのステージを我々に届けてくれた彼らには、何度感謝を述べても言葉が足りない。

ただ我々ファンは上記のようなコンサート配信や各種雑誌、テレビ、ラジオ、YouTube等の動画配信サービス、SNSなどの様々な媒体で元気な彼らの存在を確認することができたが、無観客のステージに立ち続けていた彼らはどうだろうか?これはなにわ男子の西畑大吾くんがブログで溢していた「我々は皆様に会えない」という趣旨の言葉から勝手に推測をした内容だが、観客を入れての公演が軒並みできなくなってしまった以上、彼らは春先からずっと我々ファンの姿をコンサートなどで確認することができていなかったはずだ。

アイドルという肩書を背負っている以上たくさんの歓声とキラキラと光るペンライトの前に立つことはきっと彼らのモチベーションの一端であることは間違いないだろうし、どれだけ我々ファンが手紙やSNS等で言葉を尽くしたとしても、直接対面できないという我々以上に事実は彼らに突き刺さっているのではないか、と。

今年は配信コンサートとして形を変えてかろうじて開催されたサマパラは、例年はたくさんのファンでいっぱいに膨れ上がるTDCホールで行われたが勿論無観客、普段は観客を入れて収録されているザ・少年倶楽部も(一時期は収録すら叶わなかったが)当たり前のように無観客のNHKホールからの収録が常となり、その両方で『STAY』を歌った彼ら美 少年の前には、誰一人としてファンの姿はそこにはなかった。

例年では考えられない客席にファンの姿が見えないステージだと分かっている上でこの曲を選び歌ったの心境は、果たしてどういったものだったのだろう。

一介のファンでしかないわたしには、その心中を知る由もない。

 

 

 

晩年のジャニーさんの寵愛を一身に受け、ジャニーズの「王道」ど真ん中を直走るような美 少年。

コロナ禍でたくさんの数が予定されていた全ての公演が軒並み中止になり、息の詰まるような夏を過ごしていたファンは、画面に映る彼らのそのパフォーマンスを縋るような思いで見つめていた。

観客が誰もいないステージに立ち、スポットライトを浴びながら美 少年の6人が静かに、でも情緒豊かに『STAY』を歌っていたこと、そして平均年齢17歳の彼らが歌った

「たったの50年一緒に」

の意味を、11月の暮れになったいまでもまだ迷子のように探している。

 

 

 

「あなたと共に歩こう」

 

「いろんなことを乗り越え」

 

 

 

 

*1:先日のなにわ男子の配信ライブにおけるSMAPメドレーゾーンはSMAPファンとして本当に度肝を抜いた

*2:2020年11月現在20歳。なにわ男子の最年長は現在24歳なのでそれよりもだいぶ歳下になる。

アイドル定期的にちゃんとブログ書いててすごい

突然だけど、ほんと継続してて偉いと思う。

アイドルの皆様のブログ。

 

わたしは基本的にジャニーズとハロプロの沼にいる人間なので、彼/彼女らが書いてるいろんなブログを毎日読んで楽しませてもらっているのだけども、すごい人は毎日、頻度は違えど毎月、毎週、あれだけのものを書いていることがとても偉い。すごいと思う。

わたしもこうやってここにいくらか文字を書き連ねることはあるけれどあくまで趣味の範疇で、書きたくなったら書くし書くことがなかったら延々書かない。

昨今はTwitterInstagramのような気軽に短文や写真を投稿できるSNSだってあるし、わざわざブログを書くという形態にこだわる必要もない(実際どちらの事務所もグループや個人でTwitterInstagramをやり始めている)のだけども、それでもいまだこのご時世でブログという媒体を取ってくれていることは、非常にすごいしありがたいと思っている。

 

どうしてそう思うのかと聞かれると、わたしが人が気持ちのまま書いた長い文章を読むのが好きだからなんだと思う。例えば好きなものを全力でプレゼンすることや、予告無しに落ちた沼について経緯を語ること、自分の考えを文章にして表していることへの熱量に触れるのが非常に好きなので、時々自分でもこうやって文字を書き連ねているのだけども。

わたしは誰かの「思い」に手っ取り早く触れられるのは文章だと思っている。小説や論文ももちろんそうだけど、自分の思っていることや感じたこと、共有したいことの文章を読むと、同意や共感、発見や異論など、自分の中にもさまざまな「思い」がまた新たに生まれるので、自分の思考がアップデートされていく気がするのだ。だから文字を読むのが好き。

 

そういう意味でもアイドルのブログを読むのが好きなのだが、やっぱり(仕事の一部だとはいえ)定期的にそこそこの分量を書いて公開し続けているというのは、とても褒められることだと思うのだ。

その最たる例だと思っているのが、Travis Japanブログ連載「とらまる」より川島如恵留くんのページ(通称:のえまる)だと思っているのですけれども。

まあこういうのってそれぞれの性格が出るし、短い子は短いし長く書く子は長く書くし、一日に何回も投稿する子だっているんだけども、如恵留くんのお当番は月一回、とはいえ毎月1万字超える分量のものを書いては我々に公開してくれている。

ここまででわたしが書いてる文章、今大体1,000文字。のえまるはこれの10倍以上。

まさにのえまるはわたしがこの内容で文章を書こうと思ったきっかけで、「如恵留くん毎月トータル何時間かけてこれ書いてるんだ!?」とのえまるを読み返しながら思ったところから始まっているのですが。きっと彼の性格上伝えたいことをたくさん文章にすることが苦ではないのだろうとはいえ、これを毎月。これってめちゃくちゃすごいことだと思う。やろうと思わなければできないことだよ。

1000字くらいのブログを投稿してくれる子だっている。300文字くらい投稿してくれる子だっている。もちろん文字数に優劣はない。日常の何かしらの出来事や日々思ってることや感じてること、伝えたいことを自分なりに文章にして我々に分けてくれている。

例えばこの自粛期間、何も動きがないようなことだって、もう書くネタなんてないわ!となるようなことだってたくさんあっただろうに、それでも何かとブログという媒体で文章を何かしら投稿し続けてくれるアイドル、めちゃくちゃ尊敬する。偉い。すごい。真似できない。

 

自分でこういうことをして初めて気づくことではあるが、文章を書くことって、正直めちゃくちゃ手間なのだ。

そんなことなんて考えない人だってたくさんいるとは思うし、わたしも自分で気づかなくてもおかしいところはたくさんあるだろうからまあ許してほしいんだけど、例えば文脈おかしくないかだとか、てにをはちゃんと使えてるかなとか、日本語の意味間違ってないかだとか、色々考える。文章の順番とか内容とか、結構一気に書き殴るけど毎回これでいいのかな〜って躊躇する。結局めんどくさくて直すことってあんまないけど。

 

そう、めんどくさいのだ。

文章を書くことって、たぶん、かなり、めんどくさい。

趣味です!って人じゃないと、仕事以外でこんなことやってられないと思う。

TwitterInstagramにポンと少しだけ文字を添えることの方が、よっぽど楽だ。

それでもその形態「だけ」を取らないというか、彼/彼女らに自分の思いの丈を文字制限無しで自由に語れる場があり続けていること、それを我々に提供し続けてくれていることが非常にありがたいし、これは彼/彼女らの日々の努力なしでは成し得ていないと思うので、日々感謝だなあと思いながらブログを読んでいます。

 

例えば今ここで大体2000字くらいスマホで打ち込んだんだけど、大体1時間くらいかかっている。たぶんキーボードを使うともうちょっと早いんだろうけど、それでも内容を考えながらタイピングしてるので恐らく5分10分で終わるような作業量ではないんじゃないかな。

これを毎日、毎週、毎月、とにかく定期的にやってくれているアイドルの皆様、やっぱりすごい。

それが仕事の一部だとはいえ、毎回我々ファンに文章を届けてくれるアイドルの皆様、やっぱり偉いと思います。尊敬します。いつも我々ファンを楽しませてくれて本当にありがとうございます。

 

毎日毎週毎月、とにかくいろんなアイドルがたくさんの文章を投稿し続けてくれている。文章というコンテンツでもアイドルを楽しめるというのは、本来たぶんすごく貴重でありがたいことなんだと思う。このような媒体がない時代だって確かにあったわけで、そういう意味では彼/彼女らが多少なりとも時間を割いて文字を入力してくれた文章に簡単にアクセスできる現代社会に生きる我々は、非常に恵まれていると理解すべきなのかもしれない。

文章を書くということは、もちろん得意不得意があれど誰でもできる行為だ。今こうやって、私ですら覚束ないながらもできている。でもぶっちゃけ手間だし仕事でもなんでもないただの趣味の範疇なので、なかなか毎日、毎週定期的にやれというのは難しい。ネタがないと書けない!まさにそれだ。

今回は如恵留くんのお陰で話したいことができたので文章を書いているけども、次は何を書こうかな。所詮わたしは完全に自己満足の世界なので、定期的に書けと言われると非常に難しい。

 

 

大体ここまで2600字、書くのに1時間半。

いつもこうやって時間をかけて書いてくれているであろう文章を、読む側は恐らくこれくらいの分量なら1〜2分程度で読めてしまう。まあ書く速度に対して読む速度ってそんなもんだしそれは当たり前なことなんだけど。

アイドルの皆様のブログも、ファンの皆様のブログも、いろんな雑誌、新聞、小説も論文も。これ以外にもとにかく世の中にはいろんな文字媒体がありますが、全ての文章は等しく誰かが時間を割いて書いた文章で、その内容をどう受け止めるかは受け手次第なところはあるし、気に食わない!賛同できない!何いってんだこいつ!みたいな文章に出会すことだってままあれど(アイドルのブログについてから話が逸れているぞ!)、とはいえ時間を使って文章を綴っていることに対して、もっとちゃんと有り難みを忘れないようにしたいなと思った次第です。

 

アイドルの皆様!アイドルのファンの皆様!

文章を書くことを生業としている皆様!

いつも楽しい文章をありがとうございます!

時間を割いて書いてくれたその文章、わたしは大好きです!

すごい!やばい!偉い!!

これからも楽しみにしてます、よろしくお願いしま〜す!!

 

 

 

 

正門良規くんと工藤遥ちゃんが共演します

 

聞いてください。

令和2年の初夏、大事件。

なんと、推しと推しが共演する。

 

 

 

……と事実だけを単純に書くと、なんだそれだけのことかとなってしまうのだけど、詳細を書くことにより事の重大さが少しでも伝わってくれるとありがたい。

 

明日の土曜以降に放送される、関西ジャニーズJr.が持ち回りで1話ずつ主役を務めるドラマ「年下彼氏」の#18はAぇ!group/関西ジャニーズJr.の正門良規くんが主役の回。最近頭から爪先までどっぷりの推し。

その回に、現在は女優として活動する元モーニング娘。ハロー!プロジェクトOGの工藤遥ちゃんが出演することが月初にとうとう本人の口から告知された。モーニング加入よりもう9年来の推し。

 

 

 

 

 

お分かり頂けただろうか。

ジャニーズの推し

ハロプロの推し

ドラマで共演するのである。

大事件にも程がある。

 

 

 

思い返すと長いドルオタ人生だが、ジャニーズとハローの推し同士が演技の世界で共演するのは初めての経験(まあ一応ハルちゃんはもう現役アイドルじゃないけど…)。どういう面持ちでドラマを見ればいいのか分からないが、この振り切ったテンションメーターがやばいことになっていることだけは伝わっていればいいなと思っている。

 

そもそもわたしはハロプロとジャニーズだけではなく様々なものを掛け持ちしてみんな好きだぜっ!状態で生きているオタクだが、比較的それぞれでオタクしてる人格/世界線が自分の中で色分けされている感覚がある。

もちろん全てにおいて同じわたしなので「この曲はこの人も歌ってくれ〜!」「この曲めっちゃダンスかっこいい…この子たちにも踊ってほしい……」「この髪色かわいいからこの子にもやってほしいな」などと考えることはよくあるが、同じレイヤー上に集めて活動をしているのを考えることを積極的にしたことがなかった、といえばうまく伝わるんだろうか(わたしの中のニュアンスの話なのでうまく言語化できないのがもどかしいのですが許してください)。

例えば推しが出演していたドラマを観て全く別の人に転がり落ちたパターンは過去にもあった(etc.きみそら、教場)のだけど、別の世界線で愛を叫び続けている者同士が邂逅していると思うと

「ああ……皆同じ空の下で生きている者同士なのだな……」

という妙な感慨に耽ってしまった。

推し同士が同じ画面に収まる。

同じ時間と空間の中で、同じ作品を作っている。

彼/彼女がそれぞれ自分たちのフィールドで作品づくりをしているのはたくさん見ていたし、それぞれ非常に繊細な演技が素敵だと思っていた*1。でもその二人が同じ作品に集うだなんて、想像したことなど無かったのだ。

 

 

 

 

最初にこの情報を知ったのは、雑誌の「年下彼氏」特集の出演者欄。

基本の記載は、各回ごとにその回の主役のJr.と情報が事前にドラマ公式側から解禁されている相手役の女性の方。ただその他にも出番の多い三番手の役者さんがいる回の場合はその方のお名前も記載されていることが今までもあったのだが、正門くんのお当番回にはその三番手の部分に「工藤 遥」という記載があった。

それはあまりにも見覚えのありすぎる名前。

混乱する脳内、激しい動揺。慌てて覗くTwitter、検索したら同じ兼オタらしき方々の同じような動揺と叫びがヒットする阿鼻叫喚。無論、当時のわたしもそんな感じ。

本当にハルちゃんなのか……ハルちゃんマジで年下彼氏に出演するのか……と彼女から流れてくる彼女の主演映画「のぼる小寺さん*2」のプロモーションをかわいい〜〜と眺めながら悶々と数日を過ごした後、とうとう工藤遥ちゃん本人からの告知ツイートが投稿された。

 

ハルちゃんのツイートに「正門良規さん」ときちんと記載されている。工藤遥名義の公式Twitterの投稿に登場する「年下彼氏」と「正門良規」という文字列、そして公式HPへのリンク。

改めてハロオタのわたしとジャニオタのわたしが混乱をきたした。ハルちゃんの口から(声には出してないけど)正門くんの名前が出る世界線。不思議だ。1ミリも想像していなかった。でも現実。

はっきり口に出しても すごい やばい

 

 

ハルちゃんが演じるのは正門くん演じる男の子が勤めている居酒屋の先輩で、好きな女性と再会した彼の背中を押す役だというではないか。きっと先輩後輩らしい絡みがあるのだろう。それだけでも果てしなく喜んでいたのに、さらに正門くんがインタビューで

「先輩は実は背中を押してあげる彼のことが好きだという設定がある(意訳)」

などとコメントしているのを読んで、オタクは卒倒しかけた。

なんと、ハルちゃんが演じる女の子は、正門くんが演じる男の子に淡い恋心を抱いている(設定があるらしい)ではないか!!!

 

令和2年の初夏、大事件。

ハロジャニ推し共演だけには収まらない。

事件現場の最速放映まであと一日!!

まあわたしは配信待ち地方民なのでもうすこし時間がかかるんですけどね!!!!!

 

推しが推しと共演して、あまつさえ恋している裏設定があるらしいドラマ、まさかオタクの脳内妄想ではなくリアルで拝むことができるなんて。

長いオタク人生、そんなこと考えたことある?少なくともわたしはなかった。晴天の霹靂。あっていいのかこんなこと!

 

兼任アイドルオタク人生を歩んでいて良かった、幸せだな、オタク冥利に尽きるなと、今回の件でしみじみと噛み締めています(まだ放映前なのに)。

色々なたくさんの方々に大きな声で心より感謝を申し上げたい。永遠の感謝はここにある。

「年下彼氏」ドラマのスタッフの皆様、両事務所のスタッフの皆様、当日撮影に参加されていた皆様、年下彼氏を盛り上げるべく様々取り上げてくださったwebや雑誌媒体等メディアの皆様、そして何より正門良規くんと工藤遥ちゃんに精一杯の感謝を伝えたい。

ハッピー兼オタにたくさんの幸せを与えてくれてどうもありがとうございます!

心して今週の年下彼氏を観て、さながらフランダースの犬のラストシーンのように天に召されようと思います!!!

 

 

見終わったあとのわたしがどういう心持ちでいるかどうかは、その時のわたしにまた改めて聞こうと思う。

わたし、幸せだったかい?

あとで答えを聞かせてね。

 

 

 

 

 

 

 

*1:正門くんはまだまだ勉強中の身ですが、ハルちゃんに関しては語りたい名作が大量にあるのでまた後日にでも

*2:7月3日ロードショー、工藤遥ちゃんの初映画主演作品!

2020年上半期落ちちゃった沼大賞はなにわ男子と西畑大吾くん

※タイトルで言いたい事は全部なので以下すべて蛇足になります。

 

 

 

2020年春、10年ぶりくらいにジャニーズに出戻った。こんな歳にもなって、久々に若い男の子たちのことを全力で追っている。

SMAPの一件*1以来それなりにそこそこの適度な距離感を取って事務所と付き合っていたうえに昨今のJr.に至っては全くの無知だったわたしが、気づいたら情報局に加入するまでになった経緯を(自分でもよくわかってないが)多少整理をしつつ、生きることがはちゃめちゃにしんどいこの2020年上半期をどうやって生きているかを自分でも見返すために、久々にここに長文を書きます。

 

 

2020年上半期の最大ポイント。

オタク、なにわ男子に落ちる。

 

まさか、まさかまさか。

令和になってジャニーズに出戻るとは思っていなかった。SMAP解散から丸3年、予想外の展開。

とはいえこれ、なぜだか自分でも経緯がよく分かっていない。が、よくよく考えると多分ハイチュウ前後のあたりかな〜とは思っている。

 

 

「なにわ男子」という名と、青いキラキラの衣装を着た関西ジャニーズJr.のユニットがあるということは知っていた。おそらく初見は2019年の例の行列に出た時だと思う。

足を折っていた関ジャニ∞大倉くんと、レッスン場の休憩時間で宿題を広げる学生組に「楽屋でもこんな姿見たことない」と野次を飛ばす年長組、その後のスタジオトーク、若い子達たちが爪痕を残そうとしている!と思っていたことをうっすら覚えている。

そのころからなんとなく「なにわ男子=関西ジャニーズJr.*2の若い可愛い子たち」という認知状態で春も夏も秋も過ぎ、年の瀬の紅白、エイトさんたちのバックでピカチュウと踊る彼らを可愛いの塊だな…と思った記憶があり、カウコンを眺め、結局特に彼らと親睦を深めることもなく2019年が過ぎ、スノストのデビューを経験した2020年春、Twitterである日森永ハイチュウの「#君にハイチュウドウゾ」企画が始まった。

 

わたしはそもそも関ジュどころか若手ジャニーズに対しての知識そのものがゼロに近かった。冒頭でも10年ぶりくらいと記載した通り、わたしが若手を追っていたのはJUMPデビューしたてしばらくの頃までで、その後は気が向いた時にザ少年倶楽部を眺めるくらいの茶の間に毛が生えた程度の認識だった。2018〜19のカウコンでは「キンプリの髙橋くんと永瀬くんの区別がつかない*3」と嘆いており、「スノストラジャ」という単語は知っていたが、SnowManSixTONESのメンバーすらデビュー時のテレビ露出でメンバーを把握したぐらいのレベル。関ジュに関してはもっと酷く、なにわ男子に本格的に触れ始めたところで「この子(西畑くん)は死んだかっちゃんとはつの次男坊か!?*4」となっていたほどだった。

 

こうして少しずつ振り返っているのだが、結局いつもどこでどうやって今の現状に辿り着いたのか、いまいち覚えていないのだ。確かなきっかけがどこに潜んでいたのか今となってはもう思い出せなくて情けないのだが、気づいたら毎日のように彼らの情報を掘り続ける日々になっていた。

多分このハイチュウドウゾが始まった辺りでわたしがだんだんとなにわ男子にザワザワし始め、そのタイミングで師匠に「ISLAND TV」の存在を教えてもらったり、「まいど!ジャーニィ〜」と「なにわからAぇ!風吹かせます!」というテレビ番組に出会ったり、再度少クラの試聴を始め、勢いでJr.情報局に加入したのもこの頃だと思う。多分整理すべきはここのあたりの時系列と記憶なのだろうが、毎度の沼落ちの時と同じようにここのあたりの情報量とスピード感が凄まじく、毎度のこととはいえ詳しく書き出すことができないのがもどかしい。

あとはもう、回り始めた回転寿司のように(©︎ドリフェス!)果てしなく止まらずに転がり落ちるだけだった。彼らのことを認識してから改めてダイヤモンドスマイルに出会ったオタク、たしかに衝撃が走った。とはいえ長くなるのでこの話はまた後日。

 

 

推しの話をします。

時々こうやって何かのコンテンツに転落した際に振り返るのだが、何故だかいつも推しを見つけた時の詳細を覚えていない。

気づいたら目で追っていた、気づいたらその子のことしか見ていなかった、こうやって推しが決まる。今回もまさにそのパターンだった。

気がつくと西畑大吾くんのことばかりを目で追っていたし、気がついたら彼を応援するしかないな、と思っていたなという印象*5

 

わたしは彼が魅せてくれる「プロフェッショナルとしてのアイドル」が大好きだ。

わたしが彼のことをきちんと認識したのは彼の長いアイドル活動期間の中でもほんの最近だが、「関西ジャニーズJr.のセンター」として中心に居続けること、その責任と重圧はニワカに毛の生えた程度のわたしでも想像するだけで肌がピリついてしまうほどだ。それを年端もいかない頃からその小さな背にすべて背負って、それでも日々ステージに立っていたと思うと上手く言葉に言い表せない。

露出が多い事はアイドルとして活動していく上でもちろん良いことだ。本人たちも(基本的には)それを望んでいるだろうし、それが上手く出来ずに世界を去っていく子たちも沢山いる。それでも日々表舞台に立ち続けることによって感じたり生じたりするであろう心のすり減りは、我々一般人には到底測り知る事はできない。彼は我々の前ではいつだって「楽しい」というプラスの感情を隠さないでいてくれるが、きっとつらいことも泣いたことも悔しかったことも心が折れかけたこともたくさんたくさんたくさんあるんだろうけども、それらを仲間と共にすべて糧にした今、改めてなにわの赤を背負いながら、子どもの頃と変わらずにお茶目に笑い、歳下と共にふざけがちで「グループの軸が曲がる!」とメンバーにネタにされながらも、真っ直ぐスポットライトを浴びてゼロ番に立ち続ける彼は、とても美しいなと思っている。

私は根っからのアイドルオタクだが、基本的にアイドルという職業に対して全力でプロフェッショナルな人*6が好きなので、日々彼のことを知るたびに、彼に惹かれていったのは必然だったのかもなあ、と思ったりもする。RIDE ON TIMEは怖くてまだ観れてないので、いま観る勇気を集めています。

 

 

 

とはいえ今回、のめり込んだ時期が時期だった。

2020年春、世界中の空気が重たい。わたしが彼らを知った時点で彼らのツアーの両国公演は延期を余儀なくされていたし、この先どうなるかは分からない。わたし自身もなかなか笑えない日々を送っているし、彼らも彼らで相当もどかしい日々を送っている事だろう。

だけどこんな時の直前にわたしは彼らに出会ってしまったのだ。彼、彼らのキラキラとした笑顔とパフォーマンスに、日々投稿される動画に、笑えない日々を送っているわたしの心は確かに救われている。

この気持ちを手紙に書こうと思った。

 

そう、なんとオタク、ファンレターを書きました

 

めちゃくちゃ、久しぶりに。何年ぶりか?と思うほど、眠らせていたレターセットを手に取った。

久々に誰かに手紙を書こうと思い立った。

原動力は、日々しんどいな〜と思いながら生活してるわたしの心をささえてくれてありがとう、この時期だからこそ、きちんと直接感謝を伝えたい、その一心だった。

震えるペンで手紙を書いていたとき、当時10代で手紙を書いたけど恥ずかしくて出せなかったあの頃の自分を思い出した。もう誰にどんな言葉を書いたのかも全く思い出せなくなってしまったけど、必死にペンを走らせていたあの瞬間のわたしは、まるで10代に戻ったかのようだった。上手く纏まらない言葉を必死にかき集めて手紙を書きながら、わたしはもしかして幼かったあの頃取り残してしまった「手紙を出せなかった」後悔を、偶然にも今ここで拾い上げる良い機会を貰ったのかもしれないな、とふと思った。その機会を与えてくれた西畑くんには頭が上がらない。

 

そうして一気に必死に書き上げた手紙を二度と見返すか畜生!ぐらいの勢いで封をしファミクラ宛にポストに投げ込んでそのまま記憶に蓋をするが如く日々を過ごした数日後、情報局にJr.レターの関ジュ版が更新され、もちろん西畑くんからの手紙も来た。タイミングに慄きつつ薄目で読みに行ったら、彼はあろうことかファンレのことを

恋文

と一貫して表現をしていて、激重ファンレをポストに投げつけたばかりだったアラサーオタクはどうしようかと一人で頭を抱えていたことは補足として付け加えておく。

どうやらわたしはこんな歳にもなって恋文を必死に認めていたらしい。一人で抱えるのは恥ずかしすぎたので皆様と共有させて頂きます。

 

 

 

そんな笑い話をしつつ、時は2020年初夏。

毎年ワクワクが止まらない夏がそこまでやってきている雰囲気なのに、これからの世界と社会がどうなっていくのか全く先行きが不透明で、相変わらずわたしの日々は笑えない。

それでも笑えない日々を過ごすわたしの心を確かに救ってくれているのが、彼らとの出会いだった事は間違い無いし、そうやってジャニーズの若い子たちにキャッキャしている横顔をハロプロからの刺客「VITAMIIIIINS」に全力で殴られたというのは、また別の機会にお話しします。

 

 

 

 

 

*       *       *   

まあとりあえずはこれを見てください。

(再生即なにわ男子です)

 

 

これはVITAMIIIIINS

 

 

 

 

 

 

*1:わたしは20年来のSMAPオタク

*2:…という括りがあったらしいけどイマイチ覚えていない、BADBOYSとかこの辺り?というのが最初触れ初めの認識

*3:当時はすみませんでした。いまは完璧ですれんれん国宝級イケメンランキング1位おめでとうね

*4:朝ドラはどの作品もなんとなく見てますが、偶然にも「ごちそうさん」や「あさが来た」の頃は特に熱心に見ていた

*5:たしかに私はメンカラ赤やセンター属性に惹かれがちな節はあるけども

*6:ex.木村拓哉香取慎吾嗣永桃子小田さくら中島健人、etc…

2019年よかったものリスト

明けましておめでとうございます。

2020年ですね。今年もどうぞよろしくお願い致します。

さて、こういうのはもっと閲覧数やフォロワーの多いツイッタラーやブロガーがやるべきなんだろうけど、私も秒で過ぎた気がする2019年をモノと振り返りたいので誰も見てなくてもやります。

 

*   *   *

 

1. ADDICTION ザ アイシャドウ 142 Crystal Masquerade

【ADDICTION・2019夏コスメ】4月5日発売新作「CARMEN ROSE」コレクション一気見せ!|スウォッチあり - モデルプレス

4月発売だった夏限定色。TLで友人たちが夢中だったのを見かけた足でTUしに行ってそのまま買った。

まずそもそもADDICTION '19夏のテーマがオペラ『カルメン』って時点ではしゃぎまくりだったのに色の名前が「Crystal Masquerade」ってところでもう打ち抜かれた。

Masqueradeて 無理 死

ライトピンクにゴリゴリのラメ!とはいえピンクの色味はそんなに出ないけど、すこし取って乗せるだけで目元がすごくシャイニーになる。涙袋と黒目の上あたりに乗せてキラッキラにすると気分的に超強い女になれるので最高だった。買ったときは現場向きかな〜?とか思ってたけど去年ほとんど現場行かなかったから普通に休みの日にギラギラな女になってた…

 

 

2. DECORTE ヴィタ ドレーブ マスク

ヴィタ ドレーブ マスク | ヴィタ ドレーブ | DECORTÉ

シソ。頂き物で使用してハマったのでその後自分でも購入してリピート。最初は現場の前日に使ったんだけど、その後どうしても肌がやばいことになった時によく頼った。

普段使いは某緑のル◯ルンさんで落ち着いた生活をしてる限りは概ね事足りてるんだけど、とかく忙しくて「睡眠が優先じゃ!パックなんかしてられるかボケ!」みたいなのが続いた時とか、「ちょっと明日は気合入れたいな…」みたいな時におねがいすると、次の日の肌のコンディションが目に見えてよかった。

パック自体はすこし小さめで最初はびっくりした。香りもすっきりしたハーブで使用感はすごくサッパリ!ピンクのアボカドことプリム ラテの方も使ってみましたが、こちらも翌日の肌が恐ろしくモッチリふんわりするのでおすすめ。

やはり割高なスキンケアは翌日の肌を確実に救ってくれることを実感した1枚。

 

 

3. GU ドルマコクーンカーディガン

ドルマンコクーンカーディガン(長袖)AM | GU(ジーユー)公式通販オンラインストア

ドルマン大好きおばさんなので店頭で一目惚れして即ベージュを購入。大勝利した一着。

ワンピース等の上から羽織ってもよし、シャツの上にボタン留めしてトップスとして使うもよしの万能選手だったので、夏の終わりから秋にかけてめちゃくちゃヘビロテした。

すこし後ろが長めの形をしていたので(オーバーサイズのトップスが好きなこともあって)少し普段より大きめのサイズを購入して、お尻が隠れるユルッとした着方をしたらめちゃくちゃ可愛かった。ボタンも大きめだし形が形だからカジュアル感がでるので堅めなワンピースを柔らかく着たいな〜って時にも役に立った。

タイトめなボトムスが好きなこともあってゆるっと着れるコクーンカーディガンはすごく手持ちの服に取り入れやすかったので、もう1〜2色持っててもいいかなというくらいの気分にさせてくれた。

 

 

4. ジルスチュアート ハンドクリーム ブルーミングペアー

ジルスチュアート ハンドクリーム ホワイトフローラル 74g

これも頂き物(ありがとうございますありがとうございます…)。多分なくなったら自分でも買い直す。

ジルのボディクリーム系は使用感がすごく心地良くて、ベタつかなくてするんと馴染むから前から好きだったんだけど、頂いた機会に再度使い始めて改めてその良さを実感中。

仕事柄この時期は手の荒れ具合が酷くてニットに指先が引っかかるレベルにまでになるんだけど、仕事終わりにこれをゆっくり手先に馴染ませてあげると水気がなくなった手の甲と指先が見れるものになるから、外出時の手のケアにとても重宝している。とはいえコレだけだと本気でヒビ割れてるような指先には太刀打ちできないので、寝る時には重たい別のハンドクリーム付けてる…荒れにテキメンな重たいハンドクリームのおすすめあったら教えてください。

香りもこれは初体験だったけど優しくてすごく好き!よかった!ホワイトフローラル(所謂いつものジル)も好きだけど、洋梨とお花の爽やかな香りでホワイトフローラルよりも好き!って人は多そう。わたしもこの香りのオード気になるな…って考えてるレベル。

 

 

5. ローラメルシエ キャビアスティック アイカラー 26 RUSH

キャビアスティック アイカラー - Laura Mercier

師匠(こといつもお世話になってるNさん)が使ってて、それなんですか!?って聞いてその後東京での現場終わりに一緒に買いに行ってもらった。

とにかく使いやすい!繰り出して直接まぶたに塗って指で伸ばすだけでいいし、何よりヨレや落ちもない!特にこの色は柔らかい赤みブラウンに青い偏光ラメがキラッキラでめちゃくちゃ感動しました。もう、すごいキラッキラなの。ほんとに。でも大きめのラメがボロボロついてるって感じじゃなくて、すごく繊細で綺麗なラメがパ〜〜〜って塗った場所に散る感じだからそこまであからさまにギラギラにならないのもいい感じ(単純なギラギラ感なら上記のADDICTIONの単色142のが上かも)でした。

TUした時にBAさんに教えてもらったんだけど、ベースにくすんだピンクのシャドウを乗せてその上からこれを塗ってもまたちょっと雰囲気が変わって超絶可愛いです、オススメ。

 

 

6. エスプリーク セレクトアイカラーN PK800/BR303

セレクト アイカラー N|エスプリーク|コーセー[公式]

この2色とマジョマジョのコルクで私の勤務時のアイメイクは完成します。コルクはもう私があれこれ言うまでもないので今回はこちら。みんなずっと俺の側にいろ

そもそもセレクトアイカラーシリーズ自体が発色もよくてパールのキラキラ感も嫌味がなく上品な上にヨレないので使いやすい。特にハイライトカラーのPK800は普段使いの涙袋に困っめた際に出会ってから手放せない。あと個人的に上瞼の際に濃い締め色を乗せないと顔が完成しないのですが、単色シャドウにハマり始めた時にいい感じの締め色に出会えず右往左往してた時に出会ったのがBR303。赤やピンク系のシャドウをよく使うのですごく馴染みもよくて万能選手だった。値段も(比較的)手頃なのでカジュアルに手が出せてしまうので困る。

一つ難点をあげるならもうリニューアルしてから2回もPK800を粉々に砕いてるところなんだけど、これって私だけ?

 

 

7. エメフィール 超盛ブラ

びっくりするほど盛れる!超盛ブラ(R)(超盛ブラ(R))

名前があまりにも単刀直入過ぎて改めて見ると笑うんだけどとてもよかった。

ワイヤーが全部埋め込みになってるから肌あたりがすごいソフトだし付け心地が良い上にしアウターにも響きづらい。最高。あとちゃんとしっかりしたパッドが入ってるから、昨今時々出会う柔らかなつけ心地を謳うが故にホールド感ゼロのマシュマロ系ブラを一周するようなしっかりしたキープ感がちゃんと乳支えてくれてる感じがして個人的にはすごく好きです。胸がそこそこあるタチなのでキープ感はちゃんとあった方が安心感がある。超盛の名前に嘘はない。

あとつまるところ「乳を支えてくれる=綺麗な形になる」なので、ちょっとタイトなトップスを着たい!ってなった時にも非常に心強かった。

これは余談ですがカラバリも種類も多くてわくわくするんだけどレースタイプを上下セットで購入したらショーツの後身が総レースで死ぬほど笑いました。ネットだったからよく見ないで買ったんだよ…

 

 

8. ZEBRA マッキーノック細字

ZEBRA | ゼブラ株式会社 | マッキーノック 細字

油性マーカー「マッキー」の、ボールペンのようにノック式で使えるやつ。

仕事柄よく細い油性マーカーを使うのですが、いちいち蓋外して書くの手間だな!って常に思ってた時にTLで見かけて翌日すぐ文房具屋に買いに走った。サッと取り出してノック一発でスッと書けるのでめちゃくちゃ作業効率が上がった。私は黒しか使いませんがカラバリもあるみたいなので何色も使う人にもいいと思います。

これ即売会でサークル参加するような人にも向くのかな、あんまりそういうの詳しくくないけど…とにかくノック式油性ペンってのは目から鱗で発想の結晶!と思いました。ありがとうございます

 

 

9. DHC サプリメント マルチビタミン

マルチビタミン 30日分|健康食品のDHC

飲む前より寝起きがスッキリした(気がする)。

肌が目も当てられないくらいひどくなる回数が減った(気がする)。

もうプラシーボ効果なのかなんなのか分からないけど飲む前より身体の調子が良い気がするのでたぶん続ける。

 

 

10. Nintendo Switch

Nintendo Switch|任天堂

やっぱりゲームって楽しい!!!!

渋って渋って渋った挙句ポケモン新作出るからってようやく買ったけど、やっぱり買ってよかった。テレビにも繋げて携帯機にもなるって、正直めちゃくちゃ画期的だと思う。

ここ数年しばらくソシャゲにうつつを抜かして課金!課金!課金!とか言ってたけど、やっぱり据え置き機体でソフト購入してやり込むのはトータルで見るとソシャゲよりよっぽどコスパいいよ…

とはいえWiiPS4のような据え置き機はどうしても起きてテレビ画面を見なきゃいけないという心理的ハードルがあったんだけど、両方できるSwitchはそのハードルを超えるどころか取っ払ってしまったので個人的に生活スタイルにマッチした。その時その時で繋いだり手元でできたりする幅の広さは任天堂ならではの視点なのかなと。

後生だからみんな私とSwitchでポケモンやろう。

 

 

11. タカラトミーアーツ Mocchi-Mocchi- ぬいぐるみM ピカチュウ(ハイ型)

もっちぃもっちぃ(Mocchi-Mocchi-)|スペシャルサイト|タカラトミーアーツ

目が覚めると、目の前にピカチュウのお尻がある。

そんな日常に、僕は幸せを感じるんだ。

 

 

12. 池田屋 生ハムのような食べる削り節「かつお

生ハムのような食べる削り節「かつお節とだし素材の池田屋」

正直内容量70gに対して700円という価格にめちゃくちゃ尻込みしたんだけど勢いで買って帰ったら封開けて秒で消えた。

恐ろしくうまい。

燻製のいい香りの中から鰹のしっかり美味しい味。そもそもの削りが厚いので、食感もほんとに生ハムみたい。だから生ハム気分でチーズを引っ張り出してきたらチーズも秒で消えた。

お米と混ぜたら最高に美味しそう…でもやっぱり70g700円は勇気出さないといけないレベルで高いのであんまり気軽に買えないのが難点。また贅沢したい時に買います。

 

 

*   *   *

 

2020年も素敵なモノとの出会いに期待!

楽しい1年になりますように!!